話は決まった。
まずは敵（この場ではゴッツイ一眼レフカメラの事です）を知らなければ事は進まない。
情報の収集だ。いざカメラ屋へと勇んで玄関を出たところでフト思った。
カメラ屋って・・どこにある？前にも書いたがここは田舎である。それもタヌキが走る、
キジが飛ぶ、牛が私を呼んでいる、たまに子牛ほどの大きさのブタが逃げまわる自然豊かなれっきとした田舎である。
テレビのコマーシャルで ♫カメラのなんたら～♫ってのは知ってはいるがどこにある？
ググってみるとなんとなんと車で４０分以上走らないと行けない隣の隣の市（町ではない市だよ。それも隣の隣）。高速道路を使わないだけ良かったと思う広い心を持たなければ田舎には住めないのだ。とにかく車を走らせ敵陣（カメラ屋）へ。
さすがテレビコマーシャルをやってるだけの店ですね。ゴッツイカメラやらコンデジが仕様の書いたキンキラキンの札の前で並んでます。
キャノン（私の持ってるコンデジはキャノンのＩＸＹです。なんとなく親近感があるななどと考えながら)、ニコン、ペンタックス、オリンパス、フジフィルム・・ん？ソニー・・ん？
パナソニック・・・んん？ フジフィルムってフィルムだけでなくデジカメ作ってんだ。
ソニーとかパナソニックって電気屋なのにカメラ作ってんだ。考えてみればデジカメは電気部品の寄せ集め（この時はレンズの存在を忘れている）みたいなもんだから電気屋が作ってても不思議はないか。フジフィルムもフィルムが売れなきゃデジカメ作って売るっきゃないか等と勝手な想像をしていた。
そこで驚くべき事実を知る事となったのです
ジャジャーン。この値段はなんだ？ タッケェー！（高いの最上級語？）
コンデジの安いやつで１万円を切っていることはうなづける。ところが例のゴッツイやつは７０万円近いじゃないか！！それもレンズなしの本体だけの半端野郎のくせをして。
これ１個でコンデジ７０個分か？？確かに７０万円近い数字が書いてある。丸の数は何回数えても変わらない。タッケェー！！
なんでって店員に聞くのはいつもの私のプライドが許さない。いつものフンフンと知ったかぶりでスゴスゴと店を出た。
敵をあまりにも知らなさ過ぎたことを反省しつつ４０分の道のりを帰るのでした。
デジイチを選ぶ・・２ に続く
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