岩船港灯台(いわふねこう とうだい)
新潟県の北東、山形県との境、村上市にある灯台です。
航路標識番号(国際番号) | 1359 |
位置(緯度経度) | 38 11.9N, 139 25.9E |
灯質 | 等明暗白光 明3秒 暗3秒 |
灯高(平均水面から灯火中心:m) | 44 |
光達距離(M:海里(1M=1852m)) | 12 |
構造 | 白塔形 |
高さ(地上から構造物頂部:m) | 11(追加表 第26号 2019年3月22日発行により変更) |
備考 | - |
訪問日 | 2019年9月 4日 |
ちなみに灯質欄の「等明暗白光 明3秒 暗3秒」とは?
海上保安庁さんのホームページの中に分かりやすいページがあります。
「灯光の色と光り方(灯質)」をご覧ください。
「点灯時間と消灯時間が等しく点滅するもの」
この灯台の場合を図にしてみましょう。 光の色は白色です。
明3秒 | 暗3秒 |
← 1周期6秒 → |
「明3秒 暗3秒 」計6秒を1周期として繰り返すこととなります。
灯台の位置です。
灯台への道です。
灯台のすぐ西側にある道沿いのお墓の付近から登る道が最短になります。
先人の方の情報により道を探してみましたが9月初旬という時期のせいか背の高い雑草が生い茂っていて道を見つけることが出来ません。夕刻ということもありウロウロしていると不審者に間違われると思いその日は退散し明日探してみましょうと宿へ。
その日の宿は民宿の「岩船荘 別館」です。
夕食をしながら おかみさんに灯台の話をすると「知ってるよ!」との事で、それも灯台に関してはかなり詳しいのです。
なにやら おかみさんが小学校を卒業する年の前後数年は卒業記念写真として灯台をバックに撮影していたそうです。写真は卒業記念に皆に渡されていて、おかみさんが写っている写真も拝見させていただきました。60年以上前の写真ですが大切に保管されていたのですね。
おかみさんが卒業する前年の卒業記念写真が「広報誌 石船(いわふね)」の表紙を飾っている物を見せていただきました。
当時は灯台の周辺は手入れされていて雑草なんかは綺麗に刈り取られていたようですね。
灯台への道です。
翌朝、おかみさんが灯台へ今行くんだったらどの道が一番良いか詳しい方を知っていて電話で問い合わせてくださり、自分の車に私を乗せて車で行ける場所まで案内までしていただきました。
更に近くの展望公園へ連れて行っていただき日本海、そして海に浮かぶ粟島と素敵な景色を見させていただきました。
「一期一会のおもてなし」ってこういうことを言うのでしょうね。感謝です。
「岩船荘 別館」は昼間は食堂としても営業しています。
お勧めの「ラーメン定食」。厚手のチャーシューはトロットロでうまかった。
岩船港灯台の南南東にある「三日市公民館」へ向かいます。
「三日市公民館」へ入る道です。
この道を入って50mほど進むと右側に空き地があります。
近くの岩船神社の催事に使用する物品の倉庫のようなものが並んでいます。
ここで車を降りて歩きます。
この先は軽自動車程度の大きさの車であれば行くことは出来ますがお勧めはしません。
この緩やかな登り坂を上がります。
ちょっと行くと分かれ道が。右側へ進みます。
もう少し進むと木の上に灯台の上部が左側に見えてきます。
灯器はLED? 太陽光パネルがなく、電線が繋がっていますので商用電源を使用しています。
ここから灯台へ行く道をチョット迷ったのですが、畑の端を歩いて灯台の真東に行きます。
木々、竹やぶの間が刈られていて小さなトンネルのようになっています。
その向こうに灯台が見えます。
灯台の周囲50㎝程度は雑草が刈られています。
上の「広報誌 石船(いわふね)」の表紙のような写真を撮るスペースはありません。
灯塔は正方形ですね。
入り口の扉の形状が昭和30年頃では四角ですが、小判形に変更されています。
初点記念額です。
初点は昭和27年3月22日。
なんとなく小学校の卒業記念写真のバックにした理由がわかるような気がします。
「岩船荘 別館」のおかみさん、そして灯台さん ありがとう!会えてよかった!
また会えたらいいな。
さて、帰ることにしましょう。
次はどの灯台へいってみましょうか?
このまま船に乗って粟島の灯台にご挨拶しましょうかね。 「灯台リストへ」
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コメント
初めまして。
岩船港灯台を調べると、ここがヒット。
どうも、一番新しい訪問日の灯台訪問記のようです。
灯台へのアプローチ場所と駐車場所の情報まであり、私には有益でした。
ここ以外の新潟の灯台訪問記も拝見いたしました。
他のブログにはない情報も数件あり、参考になりました。
今年中になんとか佐渡島まで行きたいと考えています。
また、お邪魔いたします。
灯台ファン様
コメント頂き有難うございます。
私が通った道を行くのであれば長靴、上着は長そでが必須です。
天候にもよりますが畑のあぜ道はぬかるんでいます。
灯台へ行くための「竹やぶトンネル」は半そででは擦り傷が怖いです。
それと蜘蛛の巣がびっしりです。
デジイチ爺より