艫作埼灯台(へなしさき とうだい)
青森県西津軽郡深浦町(にしつがるぐん ふかうらまち)にある灯台です。
航路標識番号(国際番号) | 1425(M7055) |
位置(緯度経度) | 40 36.8N,139 51.8E |
灯質 | 単閃白光 毎10秒に1閃光 |
灯高(平均水面から灯火中心:m) | 63 |
光達距離(M:海里(1M=1852m)) | 21 |
構造 | 白塔形 |
高さ(地上から構造物頂部:m) | 24 |
備考 | ー |
訪問日 | 2019年 9月 9日 |
マップコード | 1048 104 151*11 |
ちなみに灯質欄の「単閃白光 毎10秒に1閃光」とは?
燈光会さんのホームページの中に分かりやすいページがあります。
「灯台の光りかた」をご覧ください。
それによると「きまった間隔をおいて、ピカッと1回光るものです。」ですから、この灯台の場合は10秒間隔で1回ピカッと白色に光ることを繰り返します。
灯台の位置です。
灯台へ行く前に灯器部分を離れた場所から望遠撮影します。
撮影した場所は「舮作港西防波堤灯台」からです。
距離は約430m。焦点距離35㎜判換算約500㎜。少し遠い。
灯器を更にズームアップします。焦点距離35㎜判換算約2800㎜。
LU-M型灯器ですね。
国道101号を走っていると県道193号「艫作駅」の道路標識が見えます。そこを海側へ。
途中「艫作駅」側へ左折するのではなく真っ直ぐ進みます。
JR五能線の踏切を過ぎて約100m。右へ斜めに入る道があります。
そこには「五能線全通記念」の文字が書かれた大きな石碑があります。
石碑の左側に車1台がやっと通れるような道が灯台へ続く道です。
小さな「舮作崎 灯台」の看板があります。
参考までにこの位置のマップコードです。1048 074 877*71
狭い道です。季節によっては草木が道にはみ出して車に擦ってしまうでしょう。
灯台の敷地周囲は低いですがコンクリート製の塀が取り囲んでいます。
敷地の入り口は鉄製の観音開き門扉がありました。
門扉にカギはかかっていませんが、観音開き左右の扉を閉めるように横にスライドさせるパイプで繋がっていました。
立ち入り禁止の表示もありません。
パイプをスライドさせて扉を開けて中へ入って見ましょう。
その前に敷地内の外に周知板がありました。
敷地内を取り囲む塀の門に貼り付けられていた「門札(もんさつ)」です。
文字がかすれて分かりづらいのですが「舮作埼燈台」と書かれています。
そういえば、周知板に書かれていた「艫作埼灯台」の「艫」の文字ですが修正された跡がありました。元々は「舮」の文字だったのでしょうか?
後で初点記念額を確認してみましょう。
灯台敷地内は雑草なんかは短く刈り払われて綺麗な状態です。
広い敷地があります。現在は機器の完全自動化となり「灯台守」と呼ばれた職員さんはいませんが、以前は敷地内に建屋があって灯台守さんとそのご家族が暮らしていたんでしょうね。
灯台上部の踊り場を支える板の形状がアンティークぽくって素敵です。
灯塔はコンクリート造りです。橙光会さんの資料によると灯塔の太さ5.0m。
上が細くて下が太い形状ですから5mってどの部分なんでしょう?
灯台の後ろにある四角い建物は付属舎です。中は機械室1室、制御室1室それに倉庫が2室あるそうです。灯塔の階段は螺旋階段となっていて上に昇るには時計方向で登るようです。
中に入って見たいものですね。
さて、初点記念額に挨拶です。
「艫作埼燈台」となっています。
周知板の「艫作埼灯台」、門札の「舮作埼燈台」。
細かいことを言うと文字がチョットずつ違います。なぜ?
もしかしたら元々は「舮作埼燈台」だったものを「艫作埼燈台」に名称変更されたのかな?
この初点記念額も貼り替えられた可能性もありますよね????
などと勝手な想像をするのが大好きです。
初点が昭和16年。改築されていないようですから、すでに80年近く経っているんですね。
360°の映像です。
艫作埼灯台 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
ありがとう!会えてよかった!
「これからも元気でしっかりガンバレヨッ!」って言ったら。
「おまえもな!」って返してくれたような気がしました。
さて、次はどの灯台へ行ってみましょうか。 「灯台リストへ」
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