灯台を訪ねて- 大戸瀬埼灯台 Odosesaki

大戸瀬埼灯台(おおどせさき とうだい)
(追加表 第12号 2018年 8月24日発行により「おおとせさき」から読み方を補正)

青森県西津軽郡深浦町(にしつがるぐん ふかうらまち)にある灯台です。

航路標識番号(国際番号) 1432(M7053.6)
位置(緯度経度) 40 46.0N,140 03.4E
灯質 単閃白光 毎12秒に1閃光
灯高(平均水面から灯火中心:m) 54
光達距離(M:海里(1M=1852m)) 15
構造 白塔形
高さ(地上から構造物頂部:m) 13
備考
訪問日 2019年 9月 9日
マップコード 1011 037 696*06

ちなみに灯質欄の「単閃白光 毎12秒に1閃光」とは?
燈光会さんのホームページの中に分かりやすいページがあります。
灯台の光りかた」をご覧ください。
それによると「きまった間隔をおいて、ピカッと1回光るものです。」ですから、この灯台の場合は12秒間隔で1回ピカッと白色に光ることを繰り返します。

灯台の位置です。

灯台は高台の上に建っています。
海岸に沿って走る国道101号の「おさらぎ荘」横から灯台へ登る階段があります。
そこから上がっても良いのですが高さ40mほど登ることになります。
南側の道路から車で灯台の横まで行ける道があります。
この場所から灯台への道へ曲がります
参考にこの位置のマップコード 1011 037 519*30

灯台のすぐ南側に舗装された駐車場があります。
駐車場から灯台の方向を見ると道があり、その入り口には車が入れないように低い柱が数本立っています。この先は歩いて行くようになっているんですね。
でも、この道は展望台に続く道らしく灯台には続いていないようです。
私が訪れた日が悪かったのでしょうか。この道を含めて灯台の周辺は私の背丈ほどまで伸びた雑草が生い茂っていて先が良く見えない状態の荒れ放題。

灯台へは灯台の東側にある行き止まりの舗装路側から入ります。
この行き止まり舗装路の先は人が通れる道となっていて国道101号から登ってくる階段の道に繋がっています。
この位置から灯台へ近づきます。灯台入り口の「門札(もんさつ)」が見えますか?
それに灯台の足元に周知板が建っているのが見えますか?
生い茂った雑草に隠れて見えません。

私はこんな時のために「草刈り鎌」をいつも車に載せています。(;^ω^)
滅多に使うことは無いのですが久しぶりの出番です。
「門札」が現れました。文字がかすれてしまっていてほとんど読めません。
「門札」は高さ1mほどのコンクリート板に取り付けられています。もしかしたらコンクリート塀が灯台の周囲にあるのかもしれませんが、雑草の酷さに確認する気にはなれません。

草を刈り取って周知板を撮影します。
「昭和三十七年十二月二十日(一九五一年)に点灯したこの灯台は、・・・」???
昭和37年は西暦では1951年ではなくて1962年です。
初点月12月は事前の調べでは11月だと思ったのですが・・・??
この周知板の内容ですが、よく見ると???の箇所がいくつかあるようです。
周知板を頼りにしているのですが???が多いと・・なぜか嬉しい。
だって???を解明したり、勝手な推測をするのも楽しいものですよ。
後で初点記念額を確認してみましょう。

雑草を刈りつつ、蜘蛛の巣にからまれつつ、灯台の足元までたどり着きました。
初点記念額に挨拶します。
初点 昭和37年11月。 やはり周知板とは異なっています。
私の勝手な想像です。当初の計画では11月に初点灯で進めていたのですが、想定外の事態が発生して結果的に12月20日になってしまったのでは (;^_^A

コンクリート造り、表面はタイル貼りになっています。
天井屋根のドーム形状は円錐状八角形で上に行って途中から絞られている2段形状。
更に灯頂部は八角柱が伸びて先端は30°程の円錐八角形状になっています。
凝った作りというのか、灯ろう部分が八角形であるから必然的なのか・・興味は尽きません。
灯台に電線が引き込まれています。電源は商用電源を使用しているようです。

レンズをズームアップします。
不動フレネル式レンズです。
多くの灯台の灯器がLED化が進む中で絶滅危惧種とでもいえるフレネルレンズに会うことが出来ました。

灯台さん  ありがとう!会えてよかった!また会えたらいいな。

さて、帰ることにしましょう。
次はどこの灯台へ行きましょうか。       「灯台リストへ」


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