灯台を訪ねて- 渡島静浦港西防波堤灯台 Oshimashizuura Ko

渡島静浦港西防波堤灯台(おしましずうらこう にし ぼうはていとうだい)

北海道松前郡松前町(ほっかいどう まつまえぐん まつまえちょう)にある灯台です。

航路標識番号(国際番号) 0637
位置(緯度経度) 41 29.0N, 140 01.1E
灯質 等明暗緑光 明2秒 暗2秒
灯高(平均水面から灯火中心:m) 14
光達距離(M:海里(1M=1852m)) 5
構造 白塔形
高さ(地上から構造物頂部:m) 9.8
備考
訪問日 2019年 9月 12日
マップコード 862 227 740*77

ちなみに灯質欄の「等明暗緑光 明2秒 暗2秒」とは?

海上保安庁さんのホームページの中に分かりやすいページがあります。
灯光の色と光り方(灯質)」をご覧ください。
「点灯時間と消灯時間が等しく点滅するもの」
この灯台の場合を表にしてみましょう。 光の色は緑色です。

明2秒 暗2秒
←   1周期4秒    →

「明2秒 暗2秒 」計4秒を1周期として繰り返すこととなります。

灯台の位置です。

灯台の立っている防波堤は陸続きで歩いて行くことが出来ます。
防波堤の根元には車を停めておけるスペースもあります。

防波堤の長さは約450m。当日は天気は良いのですが風が強く、波も高い状態でした。
転倒で怪我なんてことにならないように慎重に歩きます。もちろん防波堤歩きの必需品救命胴衣とヘルメットを着用しています。

風の強さを写真で表現するってテクニックなんて私には有りません。それが良い方向に現れることもあります。写真だけを見ると青い空と海。その中にすっくと立っている白い灯台。
絵になってるねって自画自賛。

灯台の全景です。
標準型防波堤灯台 鉄筋コンクリート造りのRLB-P型。
表面はタイル貼りになっています。
踊場(デッキ)の手摺にからすが止まっていますね。その場所だったら灯器なんかも間近に見ることが出来るんだろうな。うらやましいな・・などと思いながら撮っています。

灯台の上部です。
三角屋根に冠のように取り巻いているのは鳥よけ用の金物です。鳥のフンで玻璃板(はりはん:灯ろうの周りに取り付けられているガラス板)が汚れてしまっては困りますものね。
灯器はLED。撮っている位置からは見えない反対側の踊場(デッキ)の手摺に太陽電池モジュール(ソーラーパネル)が取り付けられています。
なんだか違和感が・・・?

違和感の原因は灯器が灯ろうの中心になかったためでした。
この灯台の灯器も元々はもっと大きなフレネル式レンズなんかが取り付けられていたものをLEDに変更交換したためなのでしょうかね。でも違和感・・スッキリしないな。

初点記念額に挨拶しましょう。
ここでも違和感が・・・そうです!「渡島」の文字がありません。
「渡島」ってなんだ?って調べてわかりました。北海道全体の地形を魚の形に例えると「尾びれ」の部分に当たる部分を「渡島半島」って言うんですね。70歳近い年になって初めて知りました。脳の刺激になりボケ防止になったかな・・ありがたや・ありがたや。

文字が青く浮き出ています。記念額の材質が銅系統を使用しているのですかね?
銅の錆 いわゆる「緑青(ろくしょう)」が発生しているのでしょうか?
なんだか威厳があって素敵だな。
あっ!そうだ。「緑青」って昔は猛毒って言われていましたがそうでもないようですよ。

灯台さんありがとう! 会えてよかった! また会えたらいいな。

さて、帰ることにしましょう。
次はどこの灯台へ行きましょうか。        「灯台リストへ」


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