灯台を訪ねて-鳥ヶ首岬灯台 Torigakubimisaki 

鳥ヶ首岬灯台(とりがくびみさきとうだい)

新潟県上越市(にいがたけん じょうえつし)にある灯台です。

航路標識番号(国際番号)1301 (M7132)
位置(緯度経度)37 10.3N,138 05.8 E
灯質単閃発光 毎5秒に1閃光
灯高(平均水面から灯火中心:m)82
光達距離(M:海里(1M=1852m))23
構造白塔形
高さ(地上から構造物頂部:m)12
備考明弧 25°~273°
訪問日2022年 5月 31日
マップコード707 311 177*16

ちなみに灯質欄の「単閃発光 毎5秒に1閃光」とは?

海上保安庁さんのホームページの中に分かりやすいページがあります。
灯光の色と光り方(灯質)」をご覧ください。
この灯台の場合「5秒に1せん光が規則的に点灯するもの」を繰り返すことになります。

灯台の位置です。
少し海に張り出した「鳥ヶ首岬(とりがくびみさき)」の標高約70mの高台に建っています。 
灯台の西側からなら国道8号からも姿を見ることが出来ます。
県道87号のすぐ横です。

県道87号からの分岐道です。中央右の電柱から入りますが、車は入ることが出来ません。
車がすれ違い出来るスペースを見つけて路上駐車です。

撮影情報  Nikon COOLPIX P900 1/20秒。 f/ 8 4.3mm(24mm相当) ISO100

ここから徒歩です。
入ってすぐ左へ曲がり、灯台方向に進みます。

撮影情報  Nikon COOLPIX P900 1/20秒。 f/8 4.3mm(24mm相当) ISO100

なんとなく灯台に向かって道なりに進みます。
雑草はいかにも草刈りをやったばかりですよって、まだ緑のままで刈り取られてありました。
この日は朝から雨。灯台巡りの必需品、雨具や長靴そして草刈り鎌は持っていますが、やはり面倒。
誰が刈ってくれたんでしょうね。これも海上保安庁の職員さんの仕事なんですかね?
何はともあれ、ありがたいことです。

撮影情報  Nikon COOLPIX P900 1/20秒。 f/8 4.3mm(24mm相当) ISO100

行く先の右側に階段が見えます。そして、青色の周知板が見えてきました。
徒歩ほんの5分程度。やっぱり長靴を履いてくるんでした。降り続く雨と、贅沢を言っちゃ叱られるんですけど、刈り取った雑草は道から除けずにそのままですから、普通の靴ではだんだん中まで濡れてきちゃいました。せめて小降りになってくれないかな。

撮影情報  Nikon COOLPIX P900 1/4秒。 f/8 4.3mm(24mm相当) ISO100

階段と言っても7~8段。門柱の先に鳥ヶ首岬灯台が見えました。左には周知板があります。
雨天で、それも風のある時にレンズを上に向けての撮影は大変です。
レンズに雨具を取り付けても上を向いてしまっては効果はないですし、傘をさして良い写真が撮れたと思ったら傘が風で揺られて手ブレの原因になったり、傘が写り込んでしまったり。(;´Д`)
こんな時は数打ちゃ当たる方式で、その中から選びましょう。(;^ω^)

撮影情報  Nikon COOLPIX P900 1/20秒。 f/ 8 4.3mm(24mm相当) ISO100

周知板です。
フムフム・・なるほど。この灯台、初点当初の昭和27(1952)年3月29日では「名立灯台(なだち とうだい)」だったんですね。
理由は書かれていませんが、昭和41(1966)年6月1日に「鳥ヶ首岬灯台」に改称されたんですね。
そんな時って初点記念銘版にはなんて書かれているんでしょう。興味津々、こんな時のわくわく感がたまりません。後で確認しましょう。💛

撮影情報  Nikon COOLPIX P900 1/15秒。 f/8 4.3mm(24mm相当) ISO100

特徴的な形状です。「灯塔」とは言い難い。3段の踏み台って言うと分かりやすいですね。
電線が引き込まれています。電源は商用電源を使用しているようです。
鉄筋コンクリート造り。白く厚く塗装されています。
でも、あちらこちらで塗装が剥がれていたり、変色していたり。自然は厳しいのです。

撮影情報  Nikon COOLPIX P900 1/80秒。 f/8 4.3mm(24mm相当) ISO100

アララ!!カメラのレンズに水滴がいくつか付いてしまってます。
もちろんレンズ先端には保護フィルターを取り付けて、柔らかい吸水性のある布で拭いてはいますが、湿気はカメラにとって大敵なのです。

3段踏み段の下2段には何が入っているんでしょう。光達距離が23海里(約43㎞)の光を発生、維持するための機器を付属させるにはこのような施設が必要になるんでしょうね。

撮影情報  Nikon COOLPIX P900 140/秒。 f/8 4.3mm(24mm相当) ISO100

上部のデッキの上に半円と長方形を組み合わせた形状の灯室です。
背中の避雷針が刀を背負った武士のようです。
灯ろうのガラスは半円形状になっていますがデッキと同様に四角じゃ駄目なのかな?
四角の隅の部分に光が通過すると屈折して意図していない方向に光を発射してしまうのですかね。
灯台好きとしては四角じゃ困る。四角だったら単なるビルディングですよね。(;^ω^)

撮影情報  Nikon COOLPIX P900 1/40秒。 f/8 17mm(95mm相当) ISO100

灯器のアップです。フレネル式のレンズではありませんね。
LU-M型灯器だと思われます。色々調べては見たのですがハッキリとは分かりませんでした。

撮影情報  Nikon COOLPIX P900 140/秒。 f/8 67.8mm(380mm相当) ISO100

最後になってしまいましたが、初点記念銘板に挨拶をしましょ。
こんにちは。あなたに会いたくてやってきました。💛
初点は昭和27年3月。私より1年半ほどお兄さん。

周知板では昭和41(1966)年6月1日に「鳥ヶ首岬灯台」に改称されって書いてありましたが、初点記念銘板にはそのような事が分かる記載はありませんね。改称前の「名立灯台」の銘板はどこに行っちゃたんだろう? ブツブツ・・・またジジイの妄想時間が始まりました。・・「名立灯台」の銘板は灯台内部に仕舞われている。最初から存在していない。それとも「鳥ヶ首岬灯台」銘板の下に埋め込まれている。それとも・・・・ブツブツ。 
勝手なお願いですが、上に「名立灯台」の初点記念銘板で下に「改称」として改称した年月日をいれた「鳥ヶ首岬灯台」の初点記念銘板があったら良いな・・ブツブツ。

アッ!!雨が強くなってきた!! カメラが濡れる!!  妄想時間の終わりです。

撮影情報  Nikon COOLPIX P900 1/13秒。 f/8 30.3mm(170mm相当) ISO100

ありがとう!会えてよかった! また会えたら良いな。
「これからも元気でしっかりガンバレヨッ!」って言ったら。
「おまえもな!」って返してくれたような気がしました。

さて、次はどの灯台へ行ってみましょうか。      「灯台リストへ」

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