眼鏡を外した状態でもファインダーから覗いた画像が鮮明に見えるための機能。
それが視度調整です。私の目は チョット遠視(老眼)、チョット近視、チョット乱視、チョット外側斜視と チョットチョットと双子のお笑いコンビのネタような目をしています。
そんな私には有り難い機能です。
今まで使っていたコンデジにはこんな機能は有りませんでしたね。(ファインダー自体が無かったような?)
使用説明書によると「ファインダー内のAFフレーム(9つの四角い枠)が最も鮮明に見えるように、つまみを右または左に回します。」って書いてあります。
ファインダーの右にあるつまみ。 これが「視度調整つまみ」です。
「-」「T」それに「+」の記号があります。「-」と「+」はなんとなくわかるような気はしますが「T」はなんでしょう? まぁ・・ いいか。細かいことは気にしない。
使用説明書に従ってファインダーを覗きながら「視度調整つまみ」回してみます。
確かにAFフレームの四角い枠がボケて見えたり、クッキリ見えたりします。
でもボケたり、クッキリ見えるたりするのはAFフレームの四角い枠だけでなくファインダーから見える画像全体が四角い枠と一緒にボケたりクッキリ見えたりします。
四角い枠は細い線ですからその部分を見ながら調整した方が正確に調整できますよって言いたいのかな?
ちなみに「視度調整つまみ」はくるくる回るものではありません。外周に24個ほどのギザギザが付いています。「-」の端と「+」の端の間に全部で18箇所の軽い引っ掛りを感じます。
その引っ掛りで全体のどのくらいの量を回しているか分かるようにしているんでしょうね。
その範囲でもよく見ることの出来ない人の為に「視度補正レンズ」ってのがあるそうです。
そういえば純正品アクセサリーを調べていた中で「視度補正レンズ」もありましたね。
Amazonさんでも手に入るんでした。結構利用している人がいるみたいですね。
日本人は目を酷使する人が多いんですかね。
そしてそのギザギザを利用してつまみを回しやすくもしているようです。よく考えられているなって感心します。私の場合は「-」と「+」の範囲内でクッキリ見える箇所がありました。
でもなんか心の中に引っ掛るものがあるんです。
ファインダーじゃなくってモニター画面での視度調整って出来るんだろうか?
もうひとつ。オートフォーカスでもこのような初期調整が必要なんでしょうか?
さっそくテストです。
先ずファインダーじゃなくってモニターのライブビュー画面での視度調整です。
すぐに結果が分かりました。 出来ません。
なぜならAFフレーム(9つの四角い枠)はファインダー内から覗いた時のみ見えるものであってライブビュー画面では見ることが出来ないんです。ライブビューで見えるってことはAFフレーム(9つの四角い枠)が写真に写ってしまいますよね。
それでもってことでライブビュー画面の状態で「視度調整つまみ」を回してみました。
回す事によってのライブビュー画面の変化はありません。
レンズの設定が「AF」(オートフォーカス)のせいでしょうか勝手にピントをカメラの方で合わせてきます。
そんじゃあってことでレンズの設定を「MF」(マニュアルフォーカス)ならどうなんだってテストです。
結果 なんの変化もありません。「MF」ですからある距離ではピントはあっていますがそれ以外はボケたまんまです。
やっぱりライブビューの状態で視度調整は出来ませんでした。
次の引っ掛りの解消です。
オートフォーカスでもこのような初期調整が必要なのか?「視度調整つまみ」でAFフレーム(9つの四角い枠)を最もボケた端に設定した場合とクッキリ見える箇所で設定した場合の比較をしようとしました。
が、しかしボケるはずの画像がボケてくれません。「AF」(オートフォーカス)の場合は関係ないようです。
結論です。視度調整は「MF」(マニュアルフォーカス)の場合のための設定なんですね。
「MF」(マニュアルフォーカス)ってなんか自分でカメラを制御しているって感じがしますね。早く私もそうなりたいな。
使用説明書ではこの部分の説明はわずか7行。それをよくまあこれだけ長い文章になってしまうか自分でも不思議ですね。
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