デジタル一眼レフカメラ キャノンEOS Kiss X7i を対象としてMENUボタンで設定する静止画撮影2の中の「露出補正/AEB設定」その8です。
今回まで「露出補正/AEB設定」の設定方法について学習してきました。それでは実際にどのように撮れるのか確認してみましょう。
全てに共通する設定は「露出補正」なしの標準です。「AEB設定」はプラスマイナス1段です。
確認表です。今回はM:マニュアル露出を確認します。シャッター速度は1/250秒。絞りF値は8.0に設定します。ISO感度は3200です。データサイズに関係がある記録画質はM中画質ファイルサイズ1.7MBにセットしています。
M:マニュアル露出はシャッター速度と絞りF値の両方ともに設定します。従って露出量は確定してしまうのです。そのため「露出補正」設定が出来ません。「露出補正/AEB設定 その5」を参照下さい。
そしてISO感度まで設定、確定してしまうと逃げ場がないって言うか、撮れた写真のカメラ任せの部分がなくなります。撮れた写真が暗過ぎる場合、明る過ぎる場合もありますが、自分の意思を入れることが出来るんです。ん~ん。なんかプロっぽいですね。
でもアマチュアに戻ります。「AEB」ですね。Mモードの場合は露出補正は出来ませんが「AEB」は設定できます。
ここで疑問が。「AEB」って設定した露出に対してプラスとマイナスの補正をしてくれますが、それってシャッター速度で調整するの?それとも絞りF値で調整するんでしょうか?
確認してみましょう。モードM:マニュアル露出の場合です。
露出補正なしの標準です。
なんだか薄暗い感じですね。
次にマイナス補正です。
いつもは陽気で明るい「招きネコ」君が暗~い感じで、こんなのに夜に出くわしたらチョット怖いかも。
最後にプラス補正です。
これって普通じゃないですか。
Mモードの各ファイル情報です。
一番右の列は設定値です。
「AEB」はシャッター速度を変えて調整しているんですね。マイナス側もプラス側もシッカリと1段補正しています。
ってことは被写体が動いているような場合は少し考慮が必要ってことになりますね。
M:マニュアル露出なんてしばらくは私の手に負える相手じゃないようです。
今回で静止画撮影2の中の「露出補正/AEB設定」はオシマイです。色々と難しく、考えさせられる内容でした。
また 新しい発見がありましたら追記しますね。