デジタル一眼レフカメラ EOS MENUボタン アスペクト比 2

こんにちは! デジタル一眼レフカメラ初心者のデジイチ爺です。

今回はデジタル一眼レフカメラ キャノンEOS Kiss X7i を対象としてMENUボタンで設定する「アスペクト比」についての学習 その2です。

前回は「ライブビュー撮影」の中の「アスペクト比」を変えてどのように撮影できるのかについて学習しました。 その中で疑問に感じたことを今回解明して行きましょう。

「アスペクト比」そもそも なぜこのような縦横比で画像を撮り込む必要があるのかを調べてみましょう。

「アスペクト比」の表です。

カメラ設定  アスペクト比 比率(横:縦)
 3:2 1.5:1
 4:3 1.33:1
16:9 1.78:1
 1:1    1:1

表の一番右の比率は今後他の仕様と比較しやすいように縦を基準として「1」にしています。

先ずは「アスペクト比」3:2からです。 比率は1.5:1です。
フィルムの規格から来ているようですね。色々なフィルムの縦横比の表です。

フィルム名称 サイズ 比率(横:縦)
35㎜ 36×24㎜  1.5:1
645判 60×45㎜ 1.33:1
6×7判 70×60㎜ 1.17:1
6×9判 90×60㎜  1.5:1
4×5判  5×4inch 1.25:1
8×10判 10×8inch 1.25:1

今ではチョット懐かしい35㎜フィルムにジャストミートです。 6×9判も1.5:1ですね。
でも6×9判なんて今時はこだわりを持ったアマチュアかプロしか使わないでしょう。

次に「アスペクト比」4:3です。 比率は1.33:1です。
上のフィルム規格の表の中で645判がジャストミート。でも これもこだわりを持ったアマチュアかプロしか使わないでしょう。そんな人の為に規格化する?

「アスペクト比」4:3はコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)に多く採用されてきた規格です。なぜ4:3になったかは撮像素子センサーを作るうえでの制約があったなどの噂を聞きますがホントかどうかは定かではありません。

チョット前までのコンデジは4:3だけでしたが、最近は設定で数種類の「アスペクト比」を選択できるカメラが多いようですね。

続いて「アスペクト比」16:9です。 比率は1.78:1です。
フィルムの規格に近い数字はありませんね。
縦の寸法に対して横の寸法が長い、ワイド判ってことでしょうか。

実はこの規格は「アドバンストフォトシステム」の中にあるんです。
「APS-C」って言葉を聞いたことはありませんか?一時35㎜フィルムに取って代わろうかって勢いで出てきたフィルムです。

フィルムが小さな缶の中に入っていてカメラ屋さんに現像して帰ってきてもフィルムは缶の中に入ったまま。写真と一緒に小さく印刷されたインデックス写真が付いてくるやつです。
写真画像だけじゃなくって磁気データとして色んな情報を記録することが出来るってスゴイやつなんですが・・・・後を追ってすぐにデジタルカメラが世に出て APS-Cフィルムは短い期間しか使用されませんでした。

前置きが長くなりました。「アスペクト比」16:9です。これは「APS-H」の規格です。
ちなみに「H」はハイビジョン。「C」はクラシックですって。
16:9って何に使うか良く分かりませんね。使いたい人がいるから設定可能なようにしているんでしょうね。

最後に「アスペクト比」1:1です。真四角ってことですね。
それこそ何に使うのでしょう。一部のインスタントフィルムカメラに1:1ってのがあって、
それはそれで面白い写真であることは理解できます。

くどいようですが「アスペクト比」なるものがあって、それによって写る範囲が変わるってことは理解できました。 が、しかし、なぜこんな機能があるのか分かりません?
だってデジタルなんだから縦横比なんてパソコンの中に入っている画像編集ソフトだって十分に編集出来てしまいます。
Photoshopとか無料のGIMPなんかがあればチョチョイノチョイでしょ。

画像編集ソフトを使うことを前提としたら良い写真を撮るという意識が失くなってしまう。
写真と真剣勝負だって思うことがハイアマチュアに近づく道だと思えば必要な機能なんでしょうね。 でも・・・・昔っから画像編集ソフトに頼ってしまっているジジイです。

長くなってしまいました。「アスペクト比」と印画紙との関係は次回にしましょう。


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デジイチの上サイドバートップ
デジイチの上サイドバートップ

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