灯台を訪ねて-旧(初代) 酒田灯台 Sakata

旧(初代) 酒田灯台(さかた とうだい)

訪問日:2019年 9月 5日及び6日

山形県酒田市にある酒田灯台の初代です。
現在現役なのは三代目で酒田北港緑地公園にあります。二代目は撤去されています。
初代の建造は明治28年。木造六角形の灯台で貴重な建造物であることから、二代目の建設に伴い現役を退きこの地(日和山公園)へ移設保存されました。
灯台のある場所です。

灯台の脇に説明板が立ててありました。
山形県の指定文化財になっているんですね。って事はよほどのことがない限り取り壊される心配は無く残されるということになり、灯台 特に明治期に造られた灯台好きの私には有り難いことです。

灯台に近づいて見上げてみます。
木造ってこともあって傷んでいる箇所も見受けられますが、年数を考えればすごく大切に扱われていたと思われます。

入り口から見上げた写真です。
ひさしの形も素敵です。
ひさしの裏側に「初点記念額」と思われるものが見えます。
ズームアップしてみます。

やはり「初点記念額」です。
老朽化によって文字が読み取りにくくなっています。
行数は全部で三行。右から左に読みます。
一番上の行です。「點  初」       「初点」ですね。
二行目です。「年 八 十 二 治 明」  「明治二十八年」。
三行目です。「日 十 二 月 十」    「十月二十日」。

「初点記念額」の上の壁面にある丸いデザインの物は何でしょうか?
普通だったら「初点記念額」が暗い時でも見えるように照明関係が取り付けていた跡かもしれません? 明治期の灯台ってなぞが多いのも魅力なんです。

灯台をぐるっと回って出窓の屋根の上に「ひょうたん」のようなものがあります。
これも何の役目をしているのでしょう? 
建築を学んだ方であればすぐに分かるのかもしれません。
謎解きにのめり込んでしまいそうです。
灯台の中に入ることは出来ませんが、入ることが出来たらもっと素敵な謎を多く発見出来るんだろうなと思って灯台の周りを何周も回ってしまいました。

灯台の上部を見てみましょう。
現代の灯台にある基本的な構造は全て揃っている感じです。
灯器は現役の灯台ではないために光の弱いものを取り付けられています。

日本海に沈む夕日は素敵です。灯台とのコラボレーションを撮りたいと時間待ちです。
素敵な写真でしょ。お気に入りの一枚が取れました💓
でも、この一枚を撮るのは大変だったんです。
襲い掛かる蚊の大軍を追い払いながらの撮影で何箇所も刺されてしまいました。
もっと大変だったのは・・・恋を語るラブラブのカップルの大軍です。
追い払う訳にも行きません。 「ジジイ! 邪魔だ!」ってこっちが追い払われそうです。

翌日、日本海に浮かぶ「飛島(とびしま)」にある灯台の写真を撮るためにフェリーに乗船。
船上からの撮影です。

ありがとう!会えてよかった!
「これからも元気でしっかりガンバレヨッ!」って言ったら。
「おまえもな!」って返してくれたような気がしました。

さて、このまま「飛島」の灯台へいってみましょうか。   「灯台リストへ」


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デジイチの上サイドバートップ
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