土肥港南防波堤灯台(とい こう みなみ ぼうはてい とうだい)
静岡県伊豆市(しずおかけん いづし )にある灯台です。
伊豆市にある灯台はこの1基だけ。
航路標識番号(国際番号) | 2457 |
位置(緯度経度) | 34 54.8N,138 47.1E |
灯質 | 単閃赤光 毎4秒に1閃光 |
灯高(平均水面から灯火中心:m) | 12 |
光達距離(M:海里(1M=1852m)) | 5 |
構造 | 赤やぐら形 |
高さ(地上から構造物頂部:m) | 9 |
備考 | - |
訪問日 | 2023年11月 5日 |
マップコード | 248 874 199*54 |
ちなみに灯質欄の「単閃赤光 毎4秒に1閃光」とは?
海上保安庁さんのホームページの中に分かりやすいページがあります。
「灯光の色と光り方(灯質)」をご覧ください。
この灯台の場合は「4秒毎に1回赤い閃光が規則的に点灯するもの」となります。
灯台の位置です。灯台の建っている防波堤は陸続きで、グーグルマップのストリートビューを見ると灯台のすぐ横で釣りを楽しんでいる人が見えます。行ってみましょう。
灯台の建っている防波堤に行く前に対岸の県道17号 沼津土肥線からの写真です。
釣りをしている人がいます。近づくことが出来そうです。
防波堤灯台の多くがFRP強化プラスチック造りになる中で、やぐら形になっています。
材質は「鉄」? どんな形の鋼材を使っているんでしょう?

灯台の上部を撮っておきましょう。デッキ手すりの上にツンツクあるのは鳥よけ対策のようですね。

灯台の建っている防波堤の根元付近まで車で行くことが出来ました。
時刻は午前7時30分。昨日は車中泊で、朝食(コンビニ弁当)もまだですが、ここの撮影が終わったらにしましょう。朝飯前です・・なんチッテ (;^_^A

灯台の全景です。等辺山形鋼、平鋼、丸鋼、縞鋼板などを組み合わせ、ボルトで結合して作られています。
なぜか下半分くらいが黒っぽい。なぜ?
梯子が床面まで届いています。子供が登ったら危険です。なぜ?

下半分が黒っぽく理由は「錆」による腐食でした。
梯子には登れないように板が蝶番で取り付けられていたようですが、板は無く変形した蝶番がむなしく残されています。下半分はほぼ腐食が進んでいます。
表面の塗装ははげ落ちて、更に腐食によって鋼材の表面が剥離し始めています。

見上げてみると、デッキの下面も塗装が取れて腐食が進んで見えます。
こんだけ腐食が進んでいると、怖くて梯子を登る勇気も、近づくにも勇気がいります。
でも、子供は何をするか分かりません。早急な処置が必要です。
海上保安庁さんよろしくお願いします。

さて、灯台さんにご挨拶しなくちゃ。初点記念銘板に向かって「灯台さん、こんにちは。あなたに逢いたくってやってきましたぁ~♡」・・・と言おうと思って初点記念銘板を探してみたものの見つかりません。 梯子の奥にある鋼板に初点記念銘板がかつて取り付けられていたのかなと思われる4つの穴を発見。 あなたは誰? ホントに土肥港南防波堤灯台さんですか?

この灯台さんだって好き好んでこんな姿になったわけではありません。
日夜の潮風や、時には大きな波をまともに受け止めて、海を愛する人たちのために戦ってきた傷跡なんです。 灯台・・・大切にしましょう。
灯台さん ありがとう! 会えてよかった! また会えたらいいな。
さて、次はどこの灯台へ行きましょうか。
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