EOS Kiss X7i の「MENU」ボタンで何が出来るのか?電源スイッチを「ON」の位置にして、モードダイヤルを「P」(プログラムAE)の位置にします。
そして「MENU」ボタンを押すと色々な設定が出来ます。
上の横列で一番左にあるカメラの右上に点がひとつあるタブです。設定画面1です。
一番下の「ストロボ制御」です。
「十字キー」の中央にある「SET」ボタンを押して中を開いてみましょう。
前回の「Avモード時のストロボ同調速度」設定の次で「内蔵ストロボ機能設定」です。
「十字キー」の中央にある「SET」ボタンを押して中を開いてみます。
使用説明書の220~221ページが該当します。
内蔵ストロボ機能設定の中には大きく「通常発光」、「簡単ワイヤレス」それに「詳細ワイヤレス」の三つの選択肢があります。
今回は「通常発光」の場合です。「通常発光」にした場合の選択肢にはどのような物があるのかですが、とってもシンプルで上の写真にある「シンクロ設定」と「調光補正」だけです。
詳しくは前回ブログ「EOS Kiss の MENU ボタンで静止画1 ストロボ制御 内蔵ストロ
ボ機能設定・・と言っても外部ストロボにも影響が?」をご覧ください。
「シンクロ設定」です。「先幕シンクロ」と「後幕シンクロ」の二つの選択です。
「先幕シンクロ」「後幕シンクロ」とは?
キャノンさんのホームページにある写真用語集の中に分かり易く書いてありますので引用します。
こちらをどうぞ。
さてそれでは確認です。メトロノームを使用して確認してみます。
メトロノームの設定は「120」。1分間に120回テンポを刻みます。
従って1分間に60往復。1秒間で1往復になります。
但しメトロノームの速度は一定ではなく、最上部で最高速度、両端では0です。以前書きました「ストロボ制御 Avモード時のストロボ同調速度 の設定について調べました。その2」もご参照下さい。
振り子が右から中央に向かって動いている途中の中央でシャッターを押しています。
カメラの設定です。モードダイヤルは「Tv」シャッター速度優先。
シャッター速度は1/4秒のスローシャッターにしています。
ストロボは強制発光。 シャッターボタンを押したときのブレをキャンセルする目的でレリーズを使用しています。メトロノームが中央地点を通過する前にレリーズのシャッターは半押し状態として中央を通過した時点で全押ししています。
先ずは「先幕シンクロ」です。
振り子は右から左へ動いています。
右から左と言われるとチョット違和感があります。
中央でシャッターを全押ししたのですが私の反応が鈍いのかタイムラグなのか。左の写真のように撮れました。
次に「後幕シンクロ」です。
見えにくいので錘の部分を拡大して見ましょう。
「先幕シンクロ」とは逆の方向に画像の流れが見えます。
これですと振り子が右から左へ動いていますと言われても違和感ないですね。
「先幕シンクロ」と「後幕シンクロ」。キャノンさんのホームページにある写真用語の中の写真例と同じような結果を確認できました。
使用説明書の221ページ「シンクロ設定」説明の中ほどに「E-TTL Ⅱ(自動調光)時は、シャッターボタンを全押ししたときと撮影終了直前の計2回、ストロボが発光します。」と書かれています。って言うことはメトロノームの振り子の場合は上で確認した写真が合成されたようになるのでしょうか?長くなりますが 確認です。
この確認は外部ストロボ。それもE-TTL Ⅱに対応したストロボが必要になります。
このブログを進めるうえで買っちゃいました。
「NEEWER NW680/TT680 ストロボフラッシュを買ってみ
ました。英文取説は翻訳してみます。」をご覧ください。
キャノンさん純正品が欲しかったのですが、
チョットお高い(;^_^A 。
カメラ本体とストロボの設定で少し戸惑いました。
カメラ本体の設定です。
「外部ストロボ機能設定」の中の「発光モード」は「E-TTL Ⅱ」(ETTL)を、
「ワイヤレス」は「OFF」、
「ズーム」は「AUTO」、
「シンクロ設定」は「後幕シンクロ」、
「調光補正」は「±0」、
「FEB(フラッシュエクスポージャーブラケッティング」は「±0」に設定します。
ストロボ側の設定ですが、カメラの設定に伴ってストロボが認識してくれます。
従って特に設定は必要ありませんでした。
結果です。
メトロノームの振り子の設定は結果が分かりやすい回数、160回/分です。
右から左へ行き切って左から右へ帰る直後にシャッターを全押ししています。
この結果をどう見るかですが、正解、不正解はないんじゃないかと思います。
ただ、こんな風になるんだって覚えておきましょう。
「内蔵ストロボ機能設定」⇒「内蔵ストロボ機能 通常発光」⇒「シンクロ設定」に
関して確認してきました。新しい発見がありましたら追記します。
次回は「シンクロ設定」の下にある「調光補正」について確認します。