衣浦港東防波堤西灯台(きぬうら こう ひがし ぼうはてい にし とうだい)
愛知県碧南市(あいちけん へきなん し)にある灯台です。
碧南市にある灯台はこの1基だけ。
| 航路標識番号(国際番号) | 2594 |
| 位置(緯度経度) | 34 49.1N, 136 56.6E |
| 灯質 | 群閃赤光 毎6秒に2閃光 |
| 灯高(平均水面から灯火中心:m) | 20 |
| 光達距離(M:海里(1M=1852m)) | 5 |
| 構造 | 赤塔形 |
| 高さ(地上から構造物頂部:m) | 20 |
| 備考 | 業務中止中 |
| 訪問日 | 2023年5月26日 |
| マップコード | 196 818 861*57 |
ちなみに灯質欄の「群閃赤光 毎6秒に2閃光」とは?
海上保安庁さんのホームページの中に分かりやすいページがあります。
「灯光の色と光り方(灯質)」をご覧ください。
この灯台の場合は「6秒毎に赤色の閃光がピカッ、ピカッと連続して2回規則的に点灯するもの」となります。
灯台の位置です。灯台の建っている防波堤は碧南市南西部の衣浦湾に浮かぶ人工島「衣浦ポートアイランド」の先にあります。橋でつながっていて陸続きとは言ってもJERA碧南火力発電所の土地で岸辺に近づく手段がありません。
訪れた時点では「業務中止中」となっています。なんで??と思って調べてみました。
大雑把に言ってしまうと、衣浦港を利用する船舶が多くなり、今後さらに増えると予測される事から航路を広くしたい。
そのためには「衣浦ポートアイランド」の先に飛び出している衣浦港東防波堤の先端側の150mを撤去する。それに伴って防波堤の先っちょに建っていた灯台は防波堤の根元側へその分だけ移動しましょう。って事のようです。
海上保安庁の管轄ですから情報を「水路通報」等から収集しましょう。
衣浦港は「第四管区海上保安本部」ですから「四管区水路通報」から探してみます。
けっこう地道な作業 (-_-;)
水路通報はここから
2021(令和3)年6月11日発行(23号)
2021年309項 本州南岸 − 衣浦港 灯台移設作業等
衣浦港東防波堤西灯台(灯台表第1巻2594)において、灯台移設作業が実施される。
期 間 令和3年6月14日〜9月30日(予備日を含む)の日出〜日没
2021(令和3)年8月6日発行(31号)
2021年407項 本州南岸 − 衣浦港 灯台移設(予告)
(四管区水路通報3年406項 関連)
下記灯台は、防波堤工事に伴い業務を休止し、東北東に移設される。
業務休止中は、西北西に仮設灯浮標が設置される。
予定日 令和3年8月上旬(業務休止)
2021(令和3)年8月6日発行(31号)
2021年406項 本州南岸 − 衣浦港 灯台移設作業
衣浦港東防波堤西灯台(灯台表第1巻2594)において、灯台移設作業が実施される。
(四管区水路通報3年309項 削除)
(四管区水路通報3年407項 関連)
期 間 令和3年6月14日〜9月30日(予備日を含む)の日出〜日没
2021年8月20日発行(33号)
2021年424項 本州南岸 − 衣浦港 灯台移設
(四管区水路通報3年407項 削除)
防波堤工事に伴い業務を休止し、西北西に仮設灯浮標が設置された。
同灯台は工事後東北東に移設される。
位 置 1.衣浦港東防波堤西灯台(灯台表第1巻 2594)
(移設前)34-49-07.1N 136-56-36.4E (移設後)34-49-09.2N 136-56-39.7E
2.衣浦港東防波堤西仮設灯浮標
構造:やぐら型、塗色:赤色、灯色:赤色、灯質:群閃光 毎6秒に2閃光
34-49-07.9N 136-56-32.7E
備 考 令和7年10月下旬に移設予定
2022年4月22日発行(16号)
2022年190項 本州南岸 − 衣浦港 防波堤撤去作業等
東防波堤(1)において、防波堤撤去作業が実施される。
期 間 令和4年4月25日〜8月31日(予備日 9月1日〜10月31日)の日出〜日没
2024年3月29日発行(13号)
2024年121項 本州南岸 − 衣浦港 防波堤撤去作業等
東防波堤(1)において、防波堤撤去作業等が実施される。
期 間 令和6年4月1日〜8月31日の日出〜日没
2024年8月30日発行(35号)
2024年356項 本州南岸 − 衣浦港 防波堤一部撤去
東防波堤(1)の一部が撤去された。
区域1 下記2地点を結ぶ線上付近(防波堤撤去)
(1) 34-49-07.1N 136-56-36.3E(防波堤先端)
(2) 34-49-08.8N 136-56-39.0E
区域2 下記2地点を結ぶ線上付近(上部コンクリート撤去)
(3) 上記(2)位置
(4) 34-49-09.1N 136-56-39.4E
備 考 区域2は高潮時に水没する。
上記(3)位置付近に点滅灯(4基)が設置されている。
衣浦港東防波堤西灯台(灯台表第1巻 2594)は業務休止中であり、
灯塔は上記(4)位置付近に移設されている。
2025年5月2日発行(17号)
2025年190項 本州南岸 − 衣浦港 防波堤撤去作業等
(四管区水路通報6年356項 関連)
東防波堤(1)において、防波堤撤去作業等が実施される。
期 間 令和7年5月1日〜12月19日の日出〜日没
水路通報はここまで
水路通報に関して2025年5月時点ではこんなとこでした。
灯台は水路通報「2024年356項」ではすでに移設されていると書かれています。
では、いつ移設されたのか? 2022年190項で防波堤撤去作業等が令和4年4月25日からと書かれていますからその前ですね。
再点灯は令和7年10月下旬らしいです。再点灯すると水路通報に載ってくるでしょう。
情報を集めていると興味のある物がありましたのでリンクしておきます。
1、「令和4年度 衣浦港外港地区防波堤撤去工事」
防波堤の先端にあった灯台の移動後の写真です。
めったに見ることのできない防波堤撤去の写真もあります。
宇佐美工業株式会社様のホームページ工事実績より。
2、「衣浦港中央航路拡幅に伴う 既設防波堤の撤去について」
主には防波堤の撤去技術に関する内容ですが、準備段階としての灯台移設について触れている箇所があります。
撮影した場所です。
灯台の東側はJERA碧南火力発電所さんの土地。西側はJERA 武豊火力発電所さんの土地で近づくことは出来ませんし、色々な建物があってみる事さえ出来ません。
結局選んだ場所はここ。灯台までの距離約2.6km。

遠いです。目視で灯台を見つけてカメラでズーム。空気の揺らぎや、海からの蒸気の影響でしょうか薄ぼんやりと見えています。
私が訪れた2023年5月26日時点では、水路通報の情報では灯台はすでに移設されて数回に分けて実施される防波堤撤去の第1回目が終わった時期。
下の写真では灯台は防波堤の先っぽにあるように見えますが、望遠撮影での「圧縮効果」ってやつのようです。

ボケボケですね。標準型防波堤灯台の鉄筋コンクリート造りRLA12型のようです。
デッキまでの高さが12m。灯台表に書かれている高さ(地上から構造物頂部:m)20m。
デッキから上が6m。・・・なんか違うような?

電源となる太陽電池モジュール(ソーラーパネル)デッキの左側に見えます。
灯器が見えません。灯ろうの周囲の玻璃板(三角形のガラス板)を通して向こう側にある骨子(玻璃板を保持している窓枠)が見えていますから、当然灯器も見えるはずなのに?
遠くてとても声は届きませんが、灯台さんに挨拶しましょう。幸い周囲に人はいませんので大きな声で・・・「灯台さん、こんにちは。あなたに逢いたくってやってきましたぁ~♡」

灯台さん ありがとう! 会えてよかった! また会えたらいいな。
さて、次はどこの灯台へ行きましょうか。
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