御前崎と御前埼。何が言いたいのかって? チョット違和感を感じませんか?
御前崎と 御前埼そうです。部首が「山へん」と「土へん」の違いがあります。
読み方も「おまえざき」と「おまえさき」って違いがります。
使い方ですが例えば「御前崎市のシンボル的存在、御前埼灯台」。
「おまえざきしのシンボル的存在、おまえさきとうだい」ですね。
私は御前崎市に住み始めて40年近くになりますが、正直言って「御前崎」と「御前埼」の違いを知ったのは恥ずかしながら極めて最近です。(;^_^A
「土へん」の御前埼を書く場合は私の調べた限りでは ただ一つ「御前埼灯台」を書く時だけのようなんです。なぜなんでしょう。
気になって少しだけ調べてみると日本全国で地域名に「山へん」の「崎」が付いていて、そこにある灯台の名前だけはやはり「土へん」の「埼」なんですね。細かく調べると色々の場合があるようですけどね。 ここでやっぱりなぜなんでしょうって疑問が湧いてきます。
何でこんな風になっちゃうんでしょう。統一すれば分かりやすいのにねって思いませんか?
それには深い訳があるようです。ググって調べて分かりました。
海上保安庁海洋情報部のホームページにそのものズバリが「Q&A」として載っていました。
「埼」「崎」それぞれの「へん」によって地形を表していて、「へん」を見ることによって地形が想像できるように海上保安庁は考えているんですね。
国土地理院さんの考えはそれはそれで正しいと思いますから結局 統一しない方が良いって言うか、統一する必要がないのかもしれませんね。
「崎」と「埼」の違いを調べていく過程で漢字の成り立ちにも興味を持つようになり近くの図書館通いが始まりました。
漢字って奥が深いんですねー!
その中で「御前崎」って昔は「御厩崎(うまやざき)」って言う地名だったようなんです。
漢字の成り立ちから地名の成り立ちにもハマリそうです。
まだしばらく図書館通いが始まりそうです。 本日の「そうだったのか!」でした。