灯台を訪ねて-鵜ノ埼灯台 Unosaki

鵜ノ埼灯台(うのさき とうだい)

秋田県男鹿市にある灯台です。灯台は日本海に突き出た男鹿半島の南側にあります。

航路標識番号(国際番号) 1406
位置(緯度経度) 39 51.5N,139 49.2E
灯質 単閃白光 毎4秒に1閃光(赤光は分弧)
灯高(平均水面から灯火中心:m) 49
光達距離(M:海里(1M=1852m)) 12
構造 白地に赤横帯3本塔形
高さ(地上から構造物頂部:m) 19
備考 明弧 255°~89° 赤光(分弧)255°~299°(赤根、沖ノ根等の険礁群を示す。)
訪問日 2019年 9月 8日
マップコード 351 068 621*44

ちなみに灯質欄の「単閃白光 毎4秒に1閃光」とは?
燈光会さんのホームページの中に分かりやすいページがあります。
灯台の光りかた」をご覧ください。
それによると「きまった間隔をおいて、ピカッと1回光るものです。」ですから、この灯台の場合は4秒間隔で1回ピカッと白色に光ることを繰り返します。

もうチョット詳しく
灯質欄に「(赤光は分弧)」と書いています。そして備考欄に「明弧 255°~89° 赤光(分弧)255°~299°(赤根、沖ノ根等の険礁群を示す。)」って書いています。

先ずは「明弧(めいこ)」についてです。
岬の先端に建っている灯台ですが海上の船舶に向かって光を発射しています。
全周360°に渡って光を発射した場合は陸側に民家などが有る場合は眩しくってたまりません。
それで光を発射したくない方向に光を遮る「暗弧(あんこ)板」って板を灯ろうの「玻璃板(はりはん・ガラス板です。)」の内側に貼って光を遮蔽しています。

具体的に「明弧 255°~89°」とは、
「0°」は真南の方向です。「90°」が西、「180°」北、「270°」東となります。
円分度器があればわかりやすいですね。
「255°」ですから、だいたい北北東の方向になりますね。
そこから時計回りで「89°」ほぼ真西の方向までの範囲に光を発射することを言います。

次に「赤光(分弧)255°~299°(赤根、沖ノ根等の険礁群を示す。)」です。
明弧のうち、赤光(例外として緑光もあります)を発射し、険礁(危険な暗礁など)などのある方向を示す部分を分弧と言います。
「255°」ほぼ北北東方向から「299°」ほぼ南東方向の範囲に赤根、沖ノ根等の険礁群がありますよって光で示しています。赤い光は透明赤色板を透すことで作る例が多いようです。
灯ろうの女川漁港側が赤くなっています。見えるかな? 小っちゃくてごめんなさい。

灯台の位置です。
明弧側と暗弧側が必要な方向にあることがわかります。

灯台は岬の小高い標高30m程度の丘の上に建っています。
鵜ノ埼灯台への道は二つあります。
ひとつは上のグーグルマップを拡大して見ると南側の道から白っぽい道が灯台まで続いていることがわかります。下の写真で左側の道に入ったすぐのところに道の入り口があります。
鵜ノ埼灯台は津波避難場所に指定されていて、この道をたどって登るようです。
但し高さ30mまで一気に登る道で、時期によっては丈の長い雑草に遮られます。

もうひとつはグーグルマップを見ていただけると分かりますが、灯台の北側にある「養護老人ホーム 樹園」さんの駐車場付近まで車で行って歩いて行く方法です。
参考までに「養護老人ホーム 樹園」さんの駐車場のマップコードです。「351 068 888*60」

車を降りて「養護老人ホーム 樹園」さんの駐車場の奥にある細い道を進みます。
途中でわかれ道があります。車の通った跡のある右側の方向ではありません。
左側の道を進みます。駐車場から灯台までの距離は約300mほど。

コンクリート造り、5等不動レンズ。近すぎてレンズが見えません(;^_^A
灯台の周りは黒い杭が打たれてチェーンで繋がっています。
一番手前の杭には「門札(もんさつ)」のようになっています。
間違いなく「鵜ノ埼灯台」でした。

裏側に回ると大きな太陽光発電パネルが2枚。
電源はこの太陽光発電パネルだけなのかなぁ?
外部から電線が引き込まれているようですから商用電源なのかなぁ?
それとも併用しているのかなぁ?調べてもわかりませんでした。

初点記念額に挨拶です。

360°画像です。

鵜ノ埼灯台 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

灯台さん  ありがとう!会えてよかった!また会えたらいいな。

さて、帰ることにしましょう。
次はどこの灯台へ行きましょうか。      「灯台リストへ」


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