EOS Kiss X7i の「MENU」ボタンで何が出来るのか?電源スイッチを「ON」の位置にして、
モードダイヤルを「P」(プログラムAE)の位置にします。そして「MENU」ボタンを押す
と色々な設定が出来ます。
上の横列で一番左にあるカメラの右上に点がひと
つあるタブです。
一番下の「ストロボ制御」です。
上の設定みたいに設定されている結果「入」とか
「ON」とかの表示がないですね。苦労した「レ
ンズ光学補正」と同じですね。
この設定は「シーンインテリジェントオート」の
モードにはありませんでした。
左の図は使用説明書の抜粋引用です。
「かんたん撮影ゾーン」では「ストロボ制御」に
関しては おまかせの範囲になっているんです
ね。「ストロボ制御」に関する内容の説明は
使用説明書の218ページに載っています。
それでは「十字キー」の中央「SET」ボタンを
押します。「ストロボ制御」の設定の中は一番下
の「設定初期化」も含めて7項目ありました。
焦らず順番に進めていきましょう。
「ストロボの発光」今の設定は「する」になって
います。
「SET」ボタンを押して中を開いてみます。
「する」と「しない」の二択です。どういう
場面で使い分けるのでしょうか?
使用説明書には
「●通常は、「する」を選びます。
●「しない」を選ぶと、内蔵/外部ストロ
ボとも発光しません。ストロボのAF補助光だけを使いたいときに選びます。」と書いてあり
ます。AF(オートフォーカス)補助光とは?使用説明書の101ページに書いています。
「内蔵ストロボによるAF補助光について 暗い場所などでシャッターボタンを半押しする
と、内蔵ストロボが連続的に光ることがあります。これはAFでピントを合わせやすくするた
めです。」もうチョット詳しく知りたい方は101ページをご覧ください。
「しない」を選んだ場合のモニター画面です。
チョット見にくいんですが「E-TTL Ⅱ調光方式」
から「外部ストロボ機能設定」までの4項目の
文字が白色からグレーに変わっています。
「ストロボの発光」「しない」を選んだ場合は
発光しないのだから必然的に設定の必要がない
項目ってことなんですね。
比較テストです。モードは「シーンインテリジェントオート」です。
「する」の場合です。
後ろの壁がストロボの光で光っています。
この時のファイル情報です。
サイズ900.8KB サイズ3456×2304
撮影情報 1/60秒。f/5 42㎜ ISO 400
「しない」の場合です。
後ろの壁の反射光はなくなりました。
サイズ 1.5MB サイズ3456×2304
撮影情報1/30秒。f/5 42㎜ ISO 6400
比較するとシャッタースピードが2倍です。
ISO感度(ISO感度に関しては使用説明書の92ページを参照)の違いが大きいですね。
画面では分かりづらいのですが「しない」の方が「ザラツキ感」があります。
「しない」にする場合ってどんな時なのか?
先日近くの小さな美術館をブログで紹介しようと
思いましてカメラを首から下げて受付へ。
受付のおば様の開口一番・・
「ストロボの光は禁止ですよ!カメラ撮影もご遠
慮ください!」って強い口調で睨むんです。私の顔ってそれほ
ど人相悪くはないと思うんですが・・(´・ω・`)
美術館なんかは理由は良く分かりませんが撮影禁止の表示を
見たことがあります。光で美術品が劣化でもするんですかね。
文章が長くなってしまったことで再度確認です。
「ストロボの発光」を「しない」に設定しても「かんたん撮影
ゾーン」の設定には影響しない。
「応用撮影ゾーン」のみ有効です。
結論です。私は使用説明書通りに「ストロボの発光」は「する」にします。
さて 次回は「ストロボの発光」の下「E-TTL Ⅱ調光方式」に取り掛かりましょう。