姫津港北口灯台(ひめつこう きたぐちとうだい)
※読み方は「きたぐち」で合っていると思うのですが、調べてもハッキリと分かる資料を見 つけることが出来ませんでした。
新潟県の離島、佐渡市にある灯台です。
航路標識番号(国際番号) | 1324.1 |
位置(緯度経度) | 38 05.2N,138 14.5E |
灯質 | 単閃赤光 毎3秒に1閃光 |
灯高(平均水面から灯火中心:m) | 11 |
光達距離(M:海里(1M=1852m)) | 3 |
構造 | 赤塔形 |
高さ(地上から構造物頂部:m) | 6 |
備考 | - |
訪問日 | 2019年5月22日 |
姫津港北口灯台の場所です。
佐渡へは新潟市の新潟港と佐渡市の両津港を結ぶ航路と、新潟県上越市の直江津港と小木港を結ぶ航路があります。どちらも佐渡汽船を利用します。
佐渡へ行かれる方へ、特に車で渡航するためにフェリーを利用される方は事前に佐渡汽船さんのホームページの中の「割引情報」のページをチェックしてください。往復で1万円程度もお安く利用できるかもしれません。
佐渡へ行かれるなら「さどまる倶楽部」も事前にチェックしておくとお得ですよ。
佐渡島の海岸部に沿って走る佐渡一周線(県道45号線)。
佐渡島を時計回り、反時計回りに走ってきても「姫津港」を示す道路標識はありません。
でも大丈夫。カーナビで「姫津大橋」と入力すると灯台のすぐ近くの車で行けるところまで行くことが出来ます。駐車場まで完備されていますよっと言ってもその場所は「姫津港南防波堤灯台」が見えるすぐ近くになります。上のグーグルマップで位置をご確認ください。
「佐渡ベルメールユースホステル」の上左に見えるのが「姫津大橋」です。
防波堤は海岸線に沿って少し離れて並んでいる岩礁をコンクリートでつなぎ合わせるように作られているます。その長さ約800m。北側の端に灯台は立っていました。
灯台の立っている南防波堤は西防波堤と結ぶ姫津大橋を渡って行きます。その先も足元は危険と言っても良い岩礁を歩いたりしますが、陸続きで歩いて行けない場所ではありません。
もちろん途中に「立ち入り禁止」の看板が立っています。
灯台のある南防波堤に続く西防波堤は期間限定ですが一般に開放されています。
この南防波堤ですが北端に姫津港北口灯台が、そして南端に姫津港南防波堤灯台が立っています。「灯台表」に書かれた灯台を一度に見ることが出来ると喜んでいました。
南防波堤に行くための西防波堤ですが開放期間が決まっています。
開放期間は5月1日~10月31日。訪れたのは2019年5月21日、午前7時頃で期間はOK。
でも開放時間午前9時~午後4時です。
開放時間までの2時間待ちはチョット痛い。さほど急ぐ旅ではありません、2時間待ちますか。でも遠くからですが良く見ると途中まで行くと「立ち入り禁止」の看板が行く手を阻んでいるのが見えます。両灯台とも少し離れた位置からとなりますが何枚か写真を撮らせて頂いて次の灯台へ向かうことにしましょう。
このページは姫津港北口灯台として南防波堤灯台に関しては「別ページ」にしています。
約250mほど離れた海岸からの撮影です。
防波堤灯台には漁船とのコラボが一番合っていますね。
遠目では灯台の材質はFRPだと思っていたのですが、違うみたいです。
上の部分と根元の部分をズームしてみます。焦点距離35㎜判換算2000㎜の望遠撮影です。
私が灯台を撮影する時に主に使用しているカメラは月や鳥を撮るために特化されたような高倍率ズームレンズが組み込まれたNikon COOLPIX P900。
レンズは光学83倍ズーム。(焦点距離35㎜判換算24~2000㎜相当)
更に電子倍率ズーム最大4倍。(焦点距離35㎜判換算約8000㎜相当)
灯台撮影の強い味方になっています。
先ずは上の灯器部分です。
「灯台表」の構造では「赤塔形」と書かれていますが、錆が多く発生して赤く変色しているように見えます。どう見ても鉄パイプですよね。
灯台の根元の部分です。
全体に錆びているように見えます。そしてコンクリートの土台まで錆が流れ落ちて変色しているように見えます。メンテナンス用のステップは変形しちゃってますね。
初点プレートが見えます。更にズームするとなんとか姫津港北口灯台の文字は見えました。
残念ながら初点年月は光の具合で判別できません。
錆をまとった灯台の姿は過酷な条件の荒波と戦っている傷跡のようです。
それでも港に出入りする船を誘導し続ける・・・そんな灯台が好きです。
思わず「がんばってるね!」って声を掛けてしまいました。
さあ、帰りましょう。
ありがとう!会えてよかった!また会えたらいいな。
さて、次はどの灯台へいってみましょうか? 「灯台リストへ」
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