舮作港西防波堤灯台(へなしこう にし ぼうはていとうだい)
青森県西津軽郡深浦町(にしつがるぐん ふかうらまち)にある灯台です。
航路標識番号(国際番号) | 1424.8 |
位置(緯度経度) | 40 36.6N,139 51.7E |
灯質 | 群閃赤光 毎6秒に 2閃光 |
灯高(平均水面から灯火中心:m) | 10 |
光達距離(M:海里(1M=1852m)) | 3 |
構造 | 赤塔形 |
高さ(地上から構造物頂部:m) | 4.9 |
備考 | - |
訪問日 | 2019年 9月 9日 |
マップコード | 1048 073 712*63 |
ちなみに灯質欄の「群閃赤光 毎6秒に 2閃光」とは?
海上保安庁さんのホームページの中に分かりやすいページがあります。
「灯光の色と光り方(灯質)」をご覧ください。
この灯台の場合「1周期を6秒としてその間にピカッ、ピカッと2回連続して光る」を繰り返すことになります。
灯台の位置です。
灯台の建っている防波堤は陸続きで歩いて行くことが出来ます。
灯台はL字形防波堤の上段にあります。下の段を歩いて進んでも途中に上の段に上がるためのコンクリート製階段があります。
標準型防波堤灯台のFLD型です。
強化プラスチック作り、電源は太陽光発電システムです。
赤い色の灯台。赤と言っても色々な赤がありますよね。
灯台を作るうえで塗る色についても規格があります。
色の規格で「マンセル値」というものがあって、塗料を含めてたくさんの色を表せる数値になります。
赤の灯台の場合は「7.5R4/14」です。ちなみに白い灯台の場合は「N9.5」。
ホームセンターなどで塗料がおいてあり「マンセル値」が表示されています。
ただ一般にマンセル値は色を絶対的に示す数値ではなく、あくまで参考の値として考える方が現実的のようです。
灯台の上部を見てみます。
太陽光パネルの四隅に「鳥よけ金具」という名称で太さ2㎜、長さ300㎜程度のステンレス製の棒が取り付けられているのですが右上と左下にはありません。取れちゃったようです。
そのせいか、太陽光パネルの右側に鳥のフンのようなものが見えます。
初点記念銘鈑に挨拶します。
薄いステンレス製の板に文字が彫り込まれています。
その四隅をブラインドリベットで留めています。
初点記念銘鈑の右下枠外に文字が書かれていました。
「深浦町立 深浦小学校 第6学年 長坂 康〇」 ※最後の「〇」は文字を隠しています。
これって揮毫者(きごうしゃ 元となる文字を毛筆などで書いた人)の名前だと思われます。
灯台が建てられたのが平成12年。その時で小学6年生なのですから、今(2019年)は30歳くらいになります。
スッゴク良い記念になると思います。出来たら私にも揮毫者になってくれないかってお話が頂けないかなぁ~。💓
どうすりゃ揮毫者に選ばれるんでしょうか?
おっと!その前に筆なんて小学生の習字の時間以外持ったことがありませんでした(;^ω^)
初点記念銘鈑のすぐ横に金具が取り付けられています。
「脱着ステップ」って言います。
灯台のなかほど、人が手を伸ばして届くか届かない程度の高さから上は「コの字」形をした「固定ステップ」というものが埋め込まれています。
海上保安庁さんなどが点検、修理をする場合は「脱着ステップ」の穴に太さ19㎜、長さ170㎜ほどのアルミニウム製の棒を差し込んで手掛かり、足掛かりにします。
全て「固定ステップ」にしてしまうと関係のない人が不用意に登ってしまう危険があるための配慮なんでしょうね。
訪れた時は気持ちの良い天気の日でした。
ぐるっと周辺を見渡して見ると・・・丘の上に大きな白い灯台が見えます。
「艫作埼(へなしさき)灯台」です。
灯台さん ありがとう!会えてよかった!また会えたらいいな。
さて、帰ることにしましょう。
次はどこの灯台へ行きましょうか。 「灯台リストへ」
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