岡田港防波堤灯台(おかだこう ぼうはてい とうだい)
東京都大島町(とうきょうと おおしままち)にある灯台です。
航路標識番号(国際番号) | 3202 |
位置(緯度経度) | 34 47.6N,139 23.3E |
灯質 | 群閃緑光 毎8秒に2閃光 |
灯高(平均水面から灯火中心:m) | 14 |
光達距離(M:海里(1M=1852m)) | 7.5 水路通報30年269号にて変更 |
構造 | 白塔形 |
高さ(地上から構造物頂部:m) | 9.5 |
備考 | - |
訪問日 | 2022年 6月18日 |
マップコード | 786 437 631*65 |
ちなみに灯質欄の「群閃緑光 毎8秒に2閃光」とは?
海上保安庁さんのホームページの中に分かりやすいページがあります。
「灯光の色と光り方(灯質)」をご覧ください。
この灯台の場合「8秒の中でピカッ・ピカッと2回連続して緑色せん光が点灯するもの」を繰り返すことになります。
灯台の位置です。伊豆大島は離島。東京から約110㎞、熱海から約45㎞の海上にあります。
伊豆大島に行くには、飛行機か船。
伊豆大島へ行かれる方の情報として別ページの「伊豆大島 押さえておきたい5つのポイント」としてまとめていますのでご覧ください。
私の場合は東海汽船さんの特別企画で静岡県御前崎港発着で片道2時間30分の日帰り計画です。
御前崎港8:15発―伊豆大島着10:45。伊豆大島16:15発―御前崎港18:45着。
伊豆大島滞在時間5時間30分。
レンタカーの借用やガソリンを入れての返却時間。そして伊豆大島出発時間の30分前には岡田港に戻らなくてはいけない。合計1時間30分として灯台を巡る時間は4時間ジャスト。
伊豆大島にある灯台の数は5基。
伊豆大島一周道路の距離約43㎞。一周の移動時間を余裕を含んで1時間30分。
灯台の撮影に使用できる時間は2時間30分(150分)。1基当たり30分。
・・・・・余裕がある?・・微妙??・・無理??? 行くっきゃないでしょ。
御前崎のこの日の天気は2・3日前の快晴の予報から打って変わって今にも雨が降り出しそうな曇り空。伊豆大島に近づくにつれて雨が降り始め、船の窓を濡らすようになり、徐々に雨足が強くなり、伊豆大島に着いた時には本降りとなってしまいした。
伊豆大島での発着港は2カ所。島の北側にある岡田港、そして島の西側にある元町港です。
どちらの港にするかは波浪などの状況によって当日の朝に決定されます。
訪れた時の到着港は岡田港。先ずは予約していたレンタカー屋さんへ。
予約は「JSオートレンタカー」さん。ホームページで「伊豆大島で1番お得なレンタカーです!」って言いきっているレンタカー屋さんです。ホームページ内の予約メールでもOK。繁忙期はどこのレンタカー屋さんも満車状態が続きます。
岡田港すぐ目の前の「JSオートレンタカー」さん事務所で軽自動車12時間まで3,000円+免責保険料1,000円の計4,000円を支払い さあ出発です。・・・と言っても岡田港防波堤灯台はすぐ目の前。とりあえず車に乗って岡田港の駐車所へ。
雨は小降りですが降り続いています。
カメラが濡れないように雨具の内側に抱え込んで、入れたり出したりの撮影になっちゃいました。
遠くに灯台が見えます。 行ってみましょう。
近づき過ぎると灯器の部分が見えなくなってしまいます。少し離れているのですが撮っておきましょう。チョット大きめのLED灯器。光達距離7海里ですからLEDのⅤ(5)型と思われます。
姿形からセナ―アンドバーンズ社さん製のようですね。違うかな??
メンテナンスもシッカリしているようで天井の鳥よけ金物も外れたり、曲がったりしていませんね。
天気が良ければ空の青さと灯台の白のコントラストで映えて見えるのでしょうが、チョット残念。
もう少しで灯台です。雨は絶え間なく降り続いています。カメラが濡れないように気を付けているのですがレンズにも水滴がぁ (;´Д`) 左の岬の上に小さく見えているのは「伊豆大島灯台」です。もうチョットしたらお訪ねするんで待っててね。(*^▽^*)
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海上保安庁さんのHPによると岡田港防波堤灯台はデザイン灯台。
椿娘をイメージしているそうです。
絣(かすり)の着物に前垂れ、頭に手ぬぐいを被り頭上に物を載せて運搬する姿。
灯塔の上に2カ所ある小さな灯り取り窓を目に見立てているようです。つぶらな瞳が可愛いね。
灯台内への入口が前垂れですかね。
椿娘さんこんにちは・・・ん?んん?? なんか違う。どこが椿娘???
私に挨拶してくれるために頭の手ぬぐいを取ってくれたのですか?
足元にあったはずの椿の花が見えませんね。お訪ねした時は椿の開花していない季節??
んんーな わけ無いよね。
海上保安庁さん制作の 「灯台ONEタップビュー ぐるっと360°」に「岡田港防波堤灯台 平成29年12月撮影」がありますので併せてご覧ください。灯台の中を見ることが出来ますよ(∩´∀`)∩ワーイ
左下に電源としている太陽電池モジュール(ソーラーパネル)が並んでいます。
灯台の上部です。
こうして見るとさっきまで、つぶらな瞳と思っていたものが逆にチョット不気味なように見えてしまうのは私だけでしょうか。(;´Д`)
天井デッキの部分ですが椿娘の目の上にあたる部分だけが高くなっています。これは最初っから椿娘の手ぬぐいになる部分って意識して設計したんですかね。だったら、そうしようって決定された方の遊び心に敬意を表したいです。 それにしても手ぬぐい部分のブツブツ飛び出しているのは何?
灯台の下部です。
台座にあたる部分をグルって見て回ると正面から見て左側面壁です。太陽光モジュールの裏側で見えなかった部分です。なにやら壁面に細工がされています。他の壁面にはありませんでした。
台座の内部に入るための窓? 中は空洞になっているようです。
初点記念額に挨拶しましょ。
こんにちは。あなたに会いたくて訪ねてきました。
・・のんびりカメラを構えていると直ぐに雨粒がレンズを濡らします。
一番下に「東京都大島町長 清水長治 揮毫」と刻まれています。
揮毫者(きごうしゃ)とは 元となる文字を毛筆などで書いた人の名前ですね。
揮毫者には市町村長、海上保安部長さんの他にも地元の小中学生の名前もあります。
スッゴク良い記念になると思います。出来たら私にも揮毫者になってくれないかってお話が頂けないかなぁ~。💓
どうすりゃ揮毫者に選ばれるんでしょうか?
おっと!その前に筆なんて小学生の習字の時間以外持ったことがありませんでした(;^ω^)
この「初点記念額」は改築された時の物だと思われます。初期の「初点記念額」は灯台の中の壁に取り付けられていると思われます。是非見てみたいものです。
灯台さん ありがとう! 会えてよかった! また会えたら いいな💛
伊豆大島を時計回りに灯台を訪ね歩きます。
時刻は午前10時50分。伊豆大島出発時間の30分前の午後3時45分には岡田港に戻らなくてはいけません。残された時間は4時間55分。後4基の灯台を訪ねます。
次は伊豆大島南端の波浮港近く「竜王埼灯台」を目指します。
伊豆大島にある他の灯台こちら「波浮港突堤灯台」 「竜王埼灯台」 「元町港突堤灯台」「伊豆大島灯台」
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