灯台を訪ねて- 塩瀬埼灯台 Shiosesaki

塩瀬埼灯台(しおせさき とうだい)

秋田県男鹿市にある灯台です。灯台は日本海に突き出た男鹿半島の南西側にあります。

航路標識番号(国際番号) 1410
位置(緯度経度) 39 51.5N,139 45.4E
灯質 単閃白光 毎3秒に1閃光
灯高(平均水面から灯火中心:m) 18
光達距離(M:海里(1M=1852m)) 12
構造 白塔形
高さ(地上から構造物頂部:m) 9.3
備考
訪問日 2019年 9月 8日
マップコード 351 061 514*00

ちなみに灯質欄の「単閃白光 毎3秒に1閃光」とは?
燈光会さんのホームページの中に分かりやすいページがあります。
灯台の光りかた」をご覧ください。
それによると「きまった間隔をおいて、ピカッと1回光るものです。」ですから、この灯台の場合は3秒間隔で1回ピカッと白色に光ることを繰り返します。

灯台の位置です。

男鹿半島の南側の県道59号を時計回りに走っていると灯台が見えてきます。
県道から海岸へ斜めに降りていく細い道があり、その先に舗装されてはなく凸凹ですが駐車するスペースがあります。
男鹿半島を反時計回りで走ってきた場合では、細い道は鋭角になり少し入りにくいでしょう。この場所は「ゴジラ岩」って言うゴジラの頭部に似た岩があって観光客が少しいます。
満潮で海が荒れているときには、この駐車スペースに車を停めることが出来ない場合があるかもしれません。それ以前に波を被って灯台に近づくことも危険となる場所でしょう。

電線が灯台まで繋がっています。電源は商用電源のようです。太陽光発電パネルもありません。灯器はLEDになっているようです。

灯台のある位置は海へ突き出た岩礁の先でチョット高くなった上にあります。
階段を上って行きます。階段は途中まで手すりが無くって風のある日は怖いかも。

灯台の足元に到着。コンクリート造りです。
灯台の表面は下部にある角形の管制器室の高さまでは塗装だけで、円形の灯塔から上はタイル貼りになっています。先人の写真情報では全体がタイル貼りになっていましたが、何らかの都合でこのように補修されたんでしょうね。
冬の季節では風雪で波も荒れて近づくことさえ困難な厳しい自然環境と戦っているのですから定期的な補修は必須なのでしょうね。

灯台上部を下から見上げます。
灯塔の上、天井踊り場まで大きさ違いの円形コースターを4枚重ねたようになっています。
何でこんなに手のかかる面倒くさい格好をしているんでしょうね?
ここからは私の勝手な推測です。(;^ω^)
一番大きな円形部分(天井踊り場部)の大きさで統一すると重量が重くなって灯塔の部分に必要以上の力が加わってしまう。そこで、強度を維持しつつ肉盗み(余分な部分を削り取る)をした結果だと思うのです。そりゃぁ~、コンクリートでこんな格好を作るのは面倒だし、タイルを貼るんだってタイルシートを切った貼ったするんで面倒。でも機能優先って事でしょう。
でも、それだったら他の灯台も同じような格好の物があるはずだってツッコまれたら・・?
単なる設計者の遊び心だったりして・・・・それはそれでいいんじゃないかな。

灯台の全景です。近すぎて見上げてしまってます。
管制器室の格好もチョット変わってますね?それに大きい。何が入っているんでしょ。
それともやっぱり設計者の遊び心かな? そんなわけないか。何か理由があるんでしょうね。

初点記念額に挨拶です。
金属板に文字を浮かび上がらせたり彫り込んだりした物は良く見ますがチョット違います。
ハッキリとは言えませんが石板に文字を彫り込んでいると思われます。
初点 昭和三十年 一月。 私よりチョット若いじゃないですか。

ありがとう!会えてよかった!
「これからも元気でしっかりガンバレヨッ!」って言ったら。
「おまえもな!」って返してくれたような気がしました。   「灯台リストへ」


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デジイチの上サイドバートップ
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