第2海堡灯台。海堡は「かいほう」と読みます。
航路標識番号(国際番号) | 2016 |
位置(緯度経度) | 35 18.7N,139 44.5E |
灯質 | 単閃白光 毎5秒に1閃光(赤光は分弧) |
灯高(平均水面から灯火中心:m) | 20 |
光達距離(M:海里(1M=1852m)) | 13 |
構造 | 白塔形 |
高さ(地上から構造物頂部:m) | 12 |
備考 | 赤光(分弧)222°~310°(第2海堡東方の浅瀬を示す) |
訪問日 | 2019年6月29日 |
この灯台は東京湾の中にある小島で神奈川県の横須賀市と千葉県の富津市の間にあります。
富津市に属していてガイドさんの説明によると住所なんかもあるそうですよ。
明治時代に国防の要塞として造られた人工の島です。
第2海堡建設後は国の管理となり一般者は上陸立ち入り禁止となっていました。
105年の時を経て2019年より選ばれた旅行会社のツアー限定となりますが立ち入ることが出来るようになったんです。詳しくは「東京湾海堡ツーリズム機構」へ。
2019年6月29日、第2海堡灯台を訪ねてきました。
当日は元号が令和となって初の台風が去った翌日で梅雨の真っただ中。
家を出る時は土砂降りの雨でしたが徐々に小ぶりになってきました。
横須賀三笠桟橋から船で渡ります。午後1時頃ですが暗い空です。
遠くに見えていた灯台が近づいてきました。
上陸です。 上陸した際に一番目に付く場所などいくつかに立ち入り禁止の表示があります。
いよいよ目的の第2海堡灯台との対面です。
フレネルレンズを使用しています。赤色分弧されているのが見えました。
FRP製なんですね。
初点プレートです。
第二海堡灯台 初点 明治27年9月 改築 昭和58年3月
現在の灯台は4代目だそうです。
FRP灯台の第1号機設置は昭和53年ですから、灯台をFRPで作り始めてさほど年数は経ていないのですね。ある意味でFRPの耐久試験も兼ねていたようですが現在でも十分に活躍してくれています。
1代目の写真だと思われるものが郵政博物館所蔵品の中にありました。
灯台の電源は太陽光発電システムで賄われているそうです。
ソーラーパネルが狭い島の中の広い面積を使っています。ちなみに太陽光発電システムは電気機器メーカーのシャープさんのようです。
ソーラーパネルの下に隠れるように砲台の基礎がありました。
※第2海堡を訪れる人のために。
現在では旅行会社ツアー経由でしか上陸することは出来ません。
また、上陸する際には誓約書の記入、提出が必要となっています。
どのような内容なのか資料をご覧になれるようにしました。
1、「ツアー参加にあたっての注意事項」
旅行会社にツアーの申し込みをすると郵送されてきます。
2、「誓約書(上陸者用)」
旅行会社にツアーの申し込みをすると郵送、又はバスの中等で配布されます。
必要事項を記入して旅行会社担当者へ渡します。
さて、次はどの灯台へいってみましょうか? 「灯台リストへ」
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