デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss MENUボタン静止画撮影2 露出補正/AEB設定 その6

デジタル一眼レフカメラ キャノンEOS Kiss X7i を対象としてMENUボタンで設定する静止画撮影2の中の「露出補正/AEB設定」その6です。

前回まで「露出補正/AEB設定」の設定方法について学習してきました。それでは実際にどのように撮れるのか確認してみましょう。

全てに共通する設定は「露出補正」なしの標準です。「AEB設定」はプラスマイナス1段です。

確認表です。今回はP:プログラムAEを確認します。事前に設定してあるISO感度3200以外はカメラ任せです。データサイズに関係がある記録画質はM中画質ファイルサイズ1.7MBにセットしています。

それではモードP:プログラムAEの場合です。

露出補正なしの標準です。

次にマイナス補正です。

1段違うと差が明確に分かります。

最後にプラス補正です。

Pモードの各ファイル情報です。

標準の場合に対してシャッター速度、絞りの両方で補正をしているんですね。

補正の量はプラスマイナス1段です。

ここでチョット、段の確認です。

露出の1段とは簡単に言ってしまうとシャッター速度や絞りF値の調整でカメラの撮像素子に取り込まれる光量をマイナス1段は半分に、プラス1段は2倍にすることです。

左の表の中の緑色枠の数値は一般的に使用されているシャッター速度、絞りF値です。緑枠と緑枠の数値の間がそれぞれ1段になります。この表の場合は上に行くと明るくなり、下へ行くと暗くなります。

EOS Kiss X7i の場合ですが1段の間に数値が二つ。つまり1/3段ステップで設定が出来ますよって事です。

ではファイル情報の数値を確認してみましょう。データサイズはチョット置いときます。

標準との比較です。先ずはマイナス補正の場合です。標準の時のシャッター速度1/200秒に対してマイナス補正の場合は1/250秒。従って1/3段暗くなる方向です。 絞りF値です。標準8.0に対して10。従って2/3段暗くなる方向です。 結果は合計1段暗くなりますね。

次にプラス補正の場合です。標準の時のシャッター速度1/200秒に対してプラス補正の場合は1/125秒。従って2/3段明るくなる方向です。 絞りF値です。標準8.0に対して7.1。従って1/3段明るくなる方向です。 結果は合計1段明るくなりました。

ここでチョット疑問が。

シャッター速度ですがマイナス補正の場合は1/3段。プラス補正の場合は2/3段としています。 絞りF値はマイナス補正の場合は2/3段。プラス補正の場合は1/3段ですが、この割合ってどうやって決めているんでしょうかね?1/3段ステップで設定できるからこんな現象が発生するんでしょうか?1/2段ステップだったらどうなるんでしょうかね???

まっ・いいか。この辺はカメラ任せだって問題ないですよね。ジジイにはどーでもいいことにツッコミが始まって横道にそれてしまう傾向が多分にあります。

少し長くなってしまいましたね。Tv、Av ついでにMのモードに関してはチョット休憩の後にします。

露出補正/AEB設定 その7」に続きます。

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デジイチの上サイドバートップ
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