デジタル一眼レフカメラ キャノンEOS Kiss X7i を対象としてMENUボタンで設定する静止画撮影2の中の「露出補正/AEB設定」その7です。
今回まで「露出補正/AEB設定」の設定方法について学習してきました。それでは実際にどのように撮れるのか確認してみましょう。
全てに共通する設定は「露出補正」なしの標準です。「AEB設定」はプラスマイナス1段です。
確認表です。今回はTv:シャッター優先AEを確認します。シャッター速度は1/250秒に設定します。ISO感度は3200です。データサイズに関係がある記録画質はM中画質ファイルサイズ1.7MBにセットしています。
ちなみにシャッター優先ですから「T」ではなくって「S」じゃないの?って思いませんか?キャノンさんの場合は「Tv」Time value(タイムバリュー)の略で時間量の意味なんだそうですね。
ニコンさんの場合はどうなんでしょう。?
D610のモードダイヤルの画像です。
まんま「S」ですね。
私みたいなジジイでカメラ初心者には解りやすいかもしれないですね。でも他のU1とかU2なんてのは想像も付きません。
それではモードTv:シャッター優先AEの場合です。
露出補正なしの標準です。
次にマイナス補正です。
最後にプラス補正です。
Tvモードの各ファイル情報です。
各数値の確認です。撮影の露出に大きく関係するシャッター速度、ISO感度は固定ですから「AEB」は絞りF値で調整ことになりますよね。
絞りF値の表です。
露出の1段とは簡単に言ってしまうとシャッター速度や絞りF値の調整でカメラの撮像素子に取り込まれる光量をマイナス1段は半分に、プラス1段は2倍にすることです。
左の表の中の緑色枠の数値は一般的に使用されている絞りF値です。緑枠と緑枠の数値の間がそれぞれ1段になります。この表の場合は上に行くと明るくなり、下へ行くと暗くなります。
EOS Kiss X7i の場合ですが1段の間に数値が二つ。つまり1/3段ステップで設定が出来ます。
ではファイル情報の数値を確認してみましょう。データサイズはチョット置いときます。
標準との比較です。
先ずはマイナス補正の場合です。シャッター速度は一定の1/250秒。絞りF値です。標準7.1に対して10。従って1段暗くなる方向です。
次にプラス補正の場合です。シャッター速度は一定の1/250秒。絞りF値です。標準7.1に対して5.6。?????従って2/3段??明るくなる方向なる結果でした。
プラス側は1段に設定したにも関わらず、2/3段の結果でした。マイナス側は1段です。「AEB」の幅はプラス側、マイナス側個別に設定することは出来ません。
なぜ??連写していますから途中で被写体の条件が変わってはいないはずです。
・・チョット待って!
モデルの左手(左前足?)の位置が違っています!モデルの招き猫ちゃんの左手は光を受けて「おいで、おいで」をするんです。それが影響したのかも・・(‘◇’)ゞ 解りません。
まっ・いいか。 大勢に影響はないでしょう。・・・・最近この途中で投げ出すって言うのか、諦めちゃうって言うパターンが多いですね。ジジイ本来の性格が出ています。
少し長くなってしまいました。AvついでにやってみたいMのモードに関してはチョット休憩の後にします。
「露出補正/AEB設定 その8」に続きます。