御前崎の海岸でわかめ採りが始まりました

皆さん、わかめってどうやって採るのかご存知ですか?テレビなんかで北海道で漁師さんが一人で手漕ぎの小さな船を操りながら、長い棒を使ってわかめを引き上げるっていう絵を見たことないですか?

御前崎でもわかめが採れます。わかめにも漁業権ってもんがあって、解禁日ってのもあるんですね。長いこと静岡に住んでいましたが初めて知りました。

今年2018年の解禁日は2月16日。  2月18日に御前崎海岸へ行ってきました。

御前崎は静岡県の最南端にある市です。雪なんて滅多に降ることはありません。でも昨日は極めて珍しく雪が降りました。降るって言うより僅かに舞ったっていう表現がいいのかな。

御前崎の冬は晴天が続きます。でも風は強いんです。その条件が素晴らしい景観を生みます。

御前崎先端から見た富士山です。

駿河湾の向こう側に富士山が見えています。この写真には写っていませんが、この写真の右側には伊豆半島の先端まで見ることが出来るんです。伊豆半島先端までの距離約56Kmもあるんです。冬は空気が乾燥、水温が低くて海からの蒸気が少なく、更に強い風が遮るものを吹き払ってくれるためなんですかね。 いつまでも見ていたい絶景です。でも寒い-!!

波打ち際でわかめを採っていますね。沖でちぎれたわかめが流れ着いているんです。

御前崎先端は海岸すぐ近くを綺麗に舗装された道が通っています。この場所だって道のすぐ横ですよ。この日は天気が良くって日曜日ってこともあってか、多くの自家用車や観光バス、ツーリングを楽しむオートバイがすぐ横を走っています。

わかめ採りをしていた方にお話を伺うことが出来ました。

前記しましたが漁業権について、わかめに関してだけだとおもうんですが漁業権は2年間で3000円だそうです。高いんだか、安いんだか分かりません。私なんか知識が少ないですから、わかめって養殖している訳じゃないんだから漁業権ってなんでいるのかな?って思ってしまいます。 

その方いわく、パトロールする人がいて漁業権を持っている人は腕章をつけて漁をするルールになっていて、漁業権を持たずにわかめを採ると罰金10万円ですって!! 海岸に流れ着いたわかめを拾ってもダメなんですって。厳格なんですね。深~い訳があるんでしょうね。 

でもね。流れ着いたわかめを放っておいたらゴミにはなるし、腐って悪臭はするし、ウミガメの産卵する綺麗な砂浜のイメージが崩れてしまうんじゃないかと・・・・・・ブツブツブツ。結局 ジジイはわかめを食べたいんです。

その方「わかめ少し持って行くかい」って。 冷たい海の中で採ってきたわかめを下さるとはなんて太っ腹な人なんでしょう。私が「寒い中で採ってきたものなんで申し訳ない」と遠慮したら、その方「寒むくなんかないよ、そこの海岸でひろっただけだ」って。有り難く頂戴いたしました。

旬のわかめの美味しい食べ方をその方に聞くと「まず、茹でてアクを抜く。薄こげ茶色のわかめが鮮やかな緑色に変わったらOKだ。 やっぱり しゃぶしゃぶ だな。」との事。わかめのしゃぶしゃぶって至ってシンプル。わかめの味を楽しむにはグッドですね。結構「通」だなこの親父、いや この方は。

海の中を見ると胸のあたりまで海水に浸かりながら漁をしている人もいます。

さぞかし寒いんだろうと私が言うと、「ウエットスーツを頭までかぶってっからそれほど寒くないよ。動いていると汗が出るくらい。すぐそこのサーファーと同じだ。」って
先ほどの わかめのお方。

さて、今日はわかめのしゃぶしゃぶパーティーだ。


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