灯台を訪ねて-城ケ鼻灯台 Jogahana

城ケ鼻灯台(じょうがはな とうだい)

新潟県の離島、佐渡市にある灯台です。

航路標識番号(国際番号) 1338
位置(緯度経度) 38 01.3N,138 33.1E
灯質 群閃白光 毎6秒に 2閃光
灯高(平均水面から灯火中心:m) 32
光達距離(M:海里(1M=1852m)) 7
構造 白塔形
高さ(地上から構造物頂部:m) 10
備考
訪問日 2019年5月20日

ちなみに灯質欄の「群閃白光 毎6秒に 2閃光」とは?

海上保安庁さんのホームページの中に分かりやすいページがあります。
灯光の色と光り方(灯質)」をご覧ください。
この灯台の場合「1周期を6秒としてその間にピカッ、ピカッと2回連続して光る」を繰り返すことになります。

灯台の位置です。


佐渡へは新潟市の新潟港と佐渡市の両津港を結ぶ航路と、新潟県上越市の直江津港と小木港を結ぶ航路があります。どちらも佐渡汽船を利用します。
佐渡へ行かれる方へ、特に車で渡航するためにフェリーを利用される方は事前に佐渡汽船さんのホームページの中の「割引情報」のページをチェックしてください。往復で1万円程度もお安く利用できるかもしれません。
佐渡へ行かれるなら「さどまる倶楽部」も事前にチェックしておくとお得ですよ。

高さ40mほどの大きな岩山が海に100mほど突き出しています。
この格好が「鼻」って表現になるんでしょうね。
その岩山をくりぬいて佐渡一周線(県道45号線)が通るトンネルとなっています。
長さ30mほどの「城ケ鼻トンネル」です。
その岩山の海に突き出た先端に灯台が建っています。

車を岩山のふもとに駐車して歩いて灯台への道を探します。
グーグルマップの機能を使って自分のいる位置と灯台へ続く道を探すのですが、道のない絶壁を這い上がるようになっています。ゼッタイに無理です。

岩山の周りをグルって取り囲む道があります。
そこを歩いて探すのですが見つかりません。
あんな大きな灯台を作るんだったらトラックが通ることが出来る幅の道があるはずっていう私の思い違いだったのです。

地元の人に道を尋ねたら岩山の北側から万福寺さんというお寺の石塀と民家の間の幅が50㎝もないような急な登り坂をくねくね上るのだそうです。

崩れそうな部分はコンクリートで固めてはいましたがコンクリートに大きな亀裂があります。
それでも進むとお墓とお墓の間の狭い隙間をすり抜けて、左右は海へ落ちる崖で木が茂っていて下が見えにくいのが救いのような道、けもの道のようなところを通って・・・・。

その先に突然灯台が姿を見せてくれました。

よくもこんな場所に灯台を作ったものです。
下からクレーン車で吊り上げると言ったって届かないでしょうし・・・・クレーン車なのかな?
灯台の表面は昔々お風呂屋さんで見たようなタイル貼りです。
灯塔はほぼ正方形。灯塔の中に登り梯子があるようです。
この灯塔の大きさだと階段式かもしれませんね。
屋上にある灯ろうの周りには踊り場があり、更に上に行くには外の梯子を使うようです。

先ずは灯台へ挨拶、初点プレートの確認です。

灯台の周囲は歩ける範囲が狭いのですが周囲を見てみましょう。
リコーTHETAでの360°撮影です。

城ケ鼻灯台 – Spherical Image – RICOH THETA

灯台に近すぎて灯器が確認できません。
佐渡一周線に戻って望遠撮影してみます。焦点距離35㎜判換算約1800㎜での撮影です。
少し大きめの太陽光発電パネルになっていますね。パネルの周りには鳥よけの細い棒がハッキリ見て取れます。
この灯台も灯器はLEDのようですね。

「焦点距離35㎜判換算約1800㎜」なんて書いていますが、そんな長い望遠ズームレンズを使っている訳ではありません。
そんなに長いレンズなんて私には重くて手に負えません。そしてなんといっても・・お高い。
私が灯台を撮影する時に主に使用しているカメラは月や鳥を撮るために特化されたような高倍率ズームレンズが組み込まれたNikon COOLPIX P900。
レンズは光学83倍ズーム。(焦点距離35㎜判換算24~2000㎜相当)
更に電子倍率ズーム最大4倍。(焦点距離35㎜判換算約8000㎜相当)
灯台撮影の強い味方です。

ありがとう!会えてよかった!
「これからも元気でしっかりガンバレヨッ!」って言ったら。
「おまえもな! 」って返してくれたような気がしました。

さて、帰ることにしましょう。
次はどの灯台へいってみましょうか?        「灯台リストへ」


スポンサーリンク

スポンサーリンク
デジイチの上サイドバートップ
デジイチの上サイドバートップ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする