入道埼灯台(にゅうどうさき とうだい)
秋田県男鹿市にある灯台です。灯台は日本海に突き出た男鹿半島の北西端にあります。
航路標識番号(国際番号) | 1414(M7058) |
位置(緯度経度) | 40 00.3N,139 42.1E |
灯質 | 単閃白光 毎15秒に1閃光 |
灯高(平均水面から灯火中心:m) | 57 |
光達距離(M:海里(1M=1852m)) | 20 |
構造 | 白地に黒横帯3本塔形 |
高さ(地上から構造物頂部:m) | 28 |
備考 | 明弧 10°~293° |
訪問日 | 2019年 9月 8日 |
マップコード | 873 609 257*17 |
ちなみに灯質欄の「単閃白光 毎15秒に1閃光」とは?
燈光会さんのホームページの中に分かりやすいページがあります。
「灯台の光りかた」をご覧ください。
それによると「きまった間隔をおいて、ピカッと1回光るものです。」ですから、この灯台の場合は15秒間隔で1回ピカッと白色に光ることを繰り返します。
灯台の位置です。
灯台の周辺は観光地化されていてお土産屋さんやお食事処が並んでいます。
もちろん駐車場もあります。有り難いことですね。
入道埼灯台は「日本の灯台50選」や「恋する灯台プロジェクト」にも選ばれています。
「入道埼灯台」で検索すると灯台に関する内容が大変多く検索されます。
すぐ横にある鉄塔が何だったか覚えていません(;^_^A 後になってググってみたのですが分かりませんでした。でっかくて存在感がありますね。
灯台に近づいてみます。
灯ろうを見ますと、こちら側に暗弧板があって灯りを遮っています。
灯台施設の概要が書かれた看板があります。
こういうのって私の下手な説明が要らなくって助かります。
大きな灯台によくある金属製の周知板です。
いつも思うのですが仕様変更した場合の修正方法をもっと綺麗に出来ないのかな?
修正テープを貼って、それが剥がれてってパターンが多いのですよね。かなしい。
先ずは初点記念額に挨拶です。
初点は明治31年11月。当初は白色塔形六角形の鉄造灯台で灯塔の高さは24.4mだそうです。
現在の物は二代目。鉄筋コンクリート造りで灯塔の太さは4.7mだそうです。
この灯台は参観灯台となっていて登ることが出来ます。
でも参観できる期間があります。
参観期間 4月上旬から11月上旬まで
参観時間 9:00~16:00
中に入るには「寄付金」として大人200円。
灯台の内部です。螺旋階段を上っていきます。
灯塔の内面はコンクリートの打ち放しです。触ってみるとツルツルしていますからクリア塗装をしているようです。なんだか味気ない感じがしました。
ただ、手すりがあって登りやすかったですね。
壁面の所々に灯台などを紹介しているパネルが吊り下げられていました。
踊り場からレンズを見上げた写真です。
レンズ点検用足場(グレーチング)があってレンズが扇のようにあってシッカリ見えません。
重いレンズを回転させるための水銀槽を目の前に見ることが出来ました。
レンズを回転させる駆動源。電動機(モーター)です。
水銀槽上部にある歯車とかみ合っていて減速させてゆっくりと回します。
光源はメタルハライドランプを使用しています。
そのための電気制御盤が並んでいました。
同じ階に照射灯あります。「入道埼水島照射灯」です。
灯台表の備考欄に「灯光は入道埼灯台の北北西方約1.1㎞の水島上の標柱(白円形、高さ平均水面上7.6m)を照らす」と記載されています。
台座の部分を見ると位置調整用のレベリングボルトブロックがあります。
チョットしたことですが設計者の知恵を見ることが出来るようで私は大好きです。
外からレンズを見るために外へ出ました。
灯台と鉄塔の間にあるのは「灯台展示資料室」です。
第3等大型フレネル式レンズです。レンズ高さ1.57m。
2面です。灯質が「15秒に1閃光」ですから30秒に1回転していることになります。
空の色が写っているのかレンズが青く輝いています。
焦点距離35㎜判換算約1000㎜の望遠撮影です。
360°の映像です。
入道埼灯台 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
灯台さん ありがとう!会えてよかった! また会えたらいいな。
さて、帰ることにしましょう。
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