葛登支岬灯台(かっとし みさき とうだい)
北海道北斗市(ほっかいどう ほくとし)にある灯台です。北斗市は函館の西隣り。
航路標識番号(国際番号) | 0012 (M6702) |
位置(緯度経度) | 41 44.5N, 140 36.0E |
灯質 | 単明暗白光 明6秒 暗4秒 |
灯高(平均水面から灯火中心:m) | 46 |
光達距離(M:海里(1M=1852m)) | 17 |
構造 | 白塔形 |
高さ(地上から構造物頂部:m) | 16 |
備考 | 明弧 221° ~ 52° |
訪問日 | 2019年 9月 11日 |
マップコード | 951 252 641*38 |
ちなみに灯質欄の「単明暗白光 明6秒 暗4秒」とは?
海上保安庁さんのホームページの中に分かりやすいページがあります。
「灯光の色と光り方(灯質)」をご覧ください。
「不動光が規則的に消灯するもの」とあります。
この灯台の場合を表にしてみましょう。 光の色は白色です。
明6秒 | 暗4秒 |
← 1周期10秒 → |
「明6秒 暗4秒 」計10秒を1周期として繰り返すこととなります。
灯台の位置です。
灯台は岬の丘の上に建っています。
灯台へ登る道の入口は灯台のすぐ横を走る国道228号線の北北東約500m付近。
登る道の入口はガードフェンスがあって車で行くことは出来ません。
登る道の入口の北北東20m付近に車を停めるスペースがあります。
国道228号線灯台への登り口です。
電柱、ガードフェンス、看板があります。
ガードフェンスです。
右側の根元には鍵がありますが左側には有りません。引き抜いてぐるっと半回転させれば車でも行けるのでは・・なんて一瞬思いましたが・・歩いて行きましょう。
電柱後ろにあった看板です。
「葛登支岬灯台」の文字が合って、間違いなく葛登支岬灯台の入口と分かります。
灯台へ続く道は舗装はされていませんが小石でシッカリと固められて歩きやすい状態です。
夏場ですから放っておいたら雑草で酷い状態のはずですから最近手入れをされた後のようです。助かりますね。 先に灯台の頭頂部が見えてきました。 あと少し。
灯台の敷地は広いですね。現在は撤去されていますが灯台の他に灯台と同じくらいの大きさの霧鐘(濃霧の時に船の遭難を防ぐために打ち鳴らす警鐘)台があったそうですから、そのスペースの名残りなのでしょうかね。
灯台建物の周囲はフェンスで囲まれています。
入り口です。壁に表札が貼ってありました。
左側のフェンスに縛り付けられている青いものは「灯台を知って欲しい」のQRコードです。
表札です。
灯台内への入口シャッターです。シャッター入り口は2カ所あります。
シャッターの上に銘鈑がありました。
「葛登支岬燈台総合管制舍」・・「舍」の文字は「舎」じゃないのですね。
参観灯台ではありませんから内部に入ることは出来ません。
このあと「初点記念額」を探して灯台の周囲を見て回りましたが見つけることが出来ませんでした。・・でもどこかにあるんでしょうね。
レンズを見てみましょう。
3等大型不動12面フレネル式レンズ。日本で初めての明暗光を発しています。
葛登支岬灯台は明治17(1884)年4月着工し、翌明治18(1885)年12月完成。
その後、昭和25(1950)年4月にコンクリート造りに改築。
どこの灯台もそうなのでしょうが、灯台の黎明期ともいえる明治期に建てられた灯台は現在に至るまで色々な経緯があったようです。
その経緯などが書かれた主な資料です。
1、Donan.infoさんのホームページから
「葛登支岬灯台百年のあゆみ(葛登支岬灯台創設百年記念協賛会)」
2、燈光会さんのホームページから機関誌「燈光」より
明治の灯台(54)葛登支岬灯台 灯台研究生
前編「2017年7月5日発行 第62巻・第4号、17~24頁」
後編「2017年9月5日発行 第62巻・第5号、22~35頁」
360° RICOH THETAの画像です。
葛登支岬灯台 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
灯台さんありがとう! 会えてよかった! また会えることが出来たら良いな。
さて、次はどの灯台へ行ってみましょうか。 「灯台リストへ」
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