宮崎鼻灯台(みやざきはな とうだい)
富山県朝日町(とやまけん あさひまち)にある灯台です。
朝日町は富山県の東にあり、隣は新潟県糸魚川市となります。
航路標識番号(国際番号) | 1292 |
位置(緯度経度) | 36 58.3N,137 35.2E |
灯質 | 群閃白光 毎11秒に2閃光 |
灯高(平均水面から灯火中心:m) | 109 |
光達距離(M:海里(1M=1852m)) | 12 |
構造 | 白塔形 |
高さ(地上から構造物頂部:m) | 15 |
備考 | ― |
訪問日 | 2022年 5月 31日 |
マップコード | 220 805 233*18 |
灯質欄の「群閃白光 毎11秒に2閃光」とは?
海上保安庁さんのホームページの中に分かりやすいページがあります。
「灯光の色と光り方(灯質)」をご覧ください。
この灯台の場合「11秒の間に白色閃光がピカッ・ピカッと連続して2回規則的に点灯」を繰り返すことになります。
灯台の位置です。
灯台の周囲は高い木々に囲まれていて南側を通る国道8号、北側を通る県道60号(入善朝日線)どちらからも姿を見ることは出来ません。
駐車した位置です。宮崎鹿嶋神社の北側裏手になります。
カーナビ設定参考です。緯度経度では36°58’20.3″N 137°35’16.4″E
マップコードでは220 805 298*02となります。
宮崎鹿嶋神社の裏手です。左に見える使われなくなったトンネル跡のスペースに駐車。
右に見える階段を登ります。
中部北陸自然歩道の看板があります。
訪れた時が5月末で新緑の季節真っただ中。緑が綺麗だなぁ~・・なんて言ってらんないのです。
階段は雑草の向こうに見え隠れしているし、階段の表面は水気をシッカリ含んだ苔がビッシリで滑りやすい状態です。気を引き締めて歩かないと転倒しそうです。
灯台への道です。国土地理院さんの地図です。見え辛いのですが灯台への道を赤く塗りました。
出発位置は宮崎鹿島樹叢(みやざき かしま じゅそう)の宮の字の真上です。
600mチョットのようですね。
最初の階段を登り切った先に待っていたのは「クマ出没注意」の看板と電気柵!!(;゚Д゚)
この辺にも熊がいるんですね。 もし熊に出会ったらなんて思うと足が進みません。
今回はカメラのISO(イソ)感度設定の練習にもなりました。高く生い茂る木々の隙間からの光や蔭の中の撮影はシャッター速度を変えて適正な・・・詳しい説明はニコンさんのホームページ「Enjoyニコン Lesson8:ISO感度をマスターしよう」をご覧ください。
でも大丈夫・・かもしれない。 熊に出くわさないように「ベアベル(熊よけ鈴)」をカメラバッグにいつもぶら下げています。
このベアベル、音がしないようにセットできるんです。だって年中キンキン音がしていたらうるさいでしょ。自分でつけていてもうるさいって思うくらいですからね。いつもは音がしないようにセットと言っても手で軽くベルのネジを回すだけです。 この機能は必須です。
バッグ右下がベアベルです。その右にチョット見えているのは名札。名札は一人で灯台巡りをする場合の必需品かもしれませんね。
熊が山側から降りてこられないようにフェンスや電気柵で囲んでいるようです。
入口を塞ぐように3本の電線ワイヤーが張られています。黄色ゲートハンドルを外すったってどうすりゃ外れるんだろう?? 3本全部外すのかな?? 外した電線ワイヤーって接触したらバシッて火花が飛ぶのか?? 外した電線ワイヤーって地面に置いて大丈夫かな?? ・・などと考えながらブツブツ。
結局一番上の電線ワイヤーだけ黄色い部分を持って左側に引掛けてあったフックを外し、他の電線分部などに接触しないように、下の2本は短い脚を思いっきり伸ばして触らないように跨いで・・ヨッコラショっと。こんな一度に色んな行動を同時進行ってジジイには難しいのです。でも面白い。(;^ω^)
電気柵を越したら「中部北陸自然歩道」。こっから先はっと・・スマホを取り出しGoogle Mapで確認。階段を上がって電気柵を越えたら左だね。 あとは道なり。
途中にあった看板です。「宮崎鹿島樹叢入口まで0.1㎞」、「上ノ山園地まで0.9㎞」・・・。
「宮崎鹿島樹叢入口」ってどこ? 「上ノ山園地」ってどこ? 結局現在地が分からない(;゚Д゚)
この方向でいいんだよなぁ・・チョット不安。 先へ進みましょう。
途中にあった看板です。 道が不安で読んでも頭に入りません。
この方向でいいんだよなぁ・・。 Google Mapで確認するのですが灯台を迂回しているような感じでチョット不安。 先へ進みましょう。
途中にあった看板です。 中部北陸自然歩道を歩きましょって事前に情報を仕入れている人ならこの看板でOKなんでしょうね。 熊はいないようです。すれ違う人もいません。 先へ進みます。
今までと違った矢印看板表示があります。灯台への道を示す看板か!!文字が消えかかっていて読めません。その向こうに見える看板なんて眼中にありません。
選んだ道に間違いありませんでした。って言うか 1本道ですから けもの道みたいな所に入り込まない限り間違えることはありません。(;^_^A ここから左の道へ分かれます。
アラ・・・。木が倒れて道を塞いでいます。 これまでの中部北陸自然歩道はそれなりに歩く人がいるので整備されていたのでしょう。 灯台への道は・・。参観灯台でもない限り贅沢言っちゃいけません。跨いで行くか、くぐりぬけて行けば良いでしょう。進みます。
今度はシッカリ倒木が横たわっています。跨いで進みましょう。
灯台が見えてきました。中部北陸自然歩道との分岐から30mくらいかな。
上は木々があって見ることが出来ません。ここにも枝が垂れ下がっていて道を塞いでいます。
灯台敷地への入口です。周囲は四角くフェンスで囲まれています。扉は閉まっていますが鍵は掛けられていませんね。門柱に表札のようなものは見当たりません。
中へ入ります。 お邪魔しまーす。
灯台の上部や灯器を見たくって敷地外から周囲を探しましたが木々に遮られて撮る事が出来ません。
灯台のデッキ付近まで木々が伸びて囲んでしまってます。
全体像を見ることが出来ません。 橙光会さんのホームページの中にペーパークラフトで作る「宮崎鼻灯台」がありました。 これによると中は螺旋階段になっているようです。中に入ってみたいな。
鉄筋コンクリート造りのようです。表面はタイル貼りになっています。
入口です。もちろん扉はカギがかかっていて中に入ることは出来ません。
扉の上に銘板が見えます。
初点記念額です。
こんにちは。あなたに会いたくて訪ねてきました💛
海岸から約800m沖合に離れた沖ノ島の位置を示す沖ノ島照射灯。その設置と同時に宮崎鼻灯台は改築されたのですね。それ以前はどのような姿だったのでしょうね。
敷地内からですがぐるっと周囲を撮っておきましょう。敷地内への入口の対角側に四角い建屋があります。後で調べてみます。
台座の下になにやら銘板らしきものが見えます。
台座の側面の銘板です。刻印の「2」の数字が変ですね。特に埋設位置の「2」はいかにも間違えて2回打ったような感じです。これも楽しい。でも何で「2」の字体だけ他の数字と違うのでしょうか?
それにしても「2」らしくないですよね。・・・ブツブツ・・・いかん!!また妄想の世界にのめり込むところだった。でも・これも楽しい時間なのです。
妄想の時間から覚めて、敷地外にあった建屋です。表札のようなものがありました。
「建設省高田工事事務所 宮崎自動無線中継所」。ネットで調べてもヒットしませんでした。
なんのためにあるか分かりませんが、今も使われているんでしょうかね?
灯台さん ありがとう!会えてよかった!また会えたらいいな。
さて、帰ることにしましょう。
次はどこの灯台へ行きましょうか。 「灯台リストへ」