灯台を訪ねて-飛島灯台 Tobishima

飛島灯台(とびしま とうだい)

山形県酒田市の沖合に浮かぶ離島「飛島」にある灯台です。

航路標識番号(国際番号) 1387(M7076)
位置(緯度経度) 39 12.0N,139 33.4E
灯質 単閃白光 毎10秒に1閃光
灯高(平均水面から灯火中心:m) 82
光達距離(M:海里(1M=1852m)) 20
構造 白塔形
高さ(地上から構造物頂部:m) 16
備考
訪問日 2019年9月 6日

ちなみに灯質欄の「単閃白光 毎10秒に1閃光」とは?
燈光会さんのホームページの中に分かりやすいページがあります。
灯台の光りかた」をご覧ください。
それによると「きまった間隔をおいて、ピカッと1回光るものです。」ですから、この灯台の場合は10秒間隔で1回ピカッと白色に光ることを繰り返します。

灯台の位置です。

飛島へ行くには。
酒田市内にある「酒田市定期航路事業所」から船に乗っていきます。

ここでチョットグルメ情報。「酒田市定期航路事業所」のすぐ横にある「さかた海鮮市場」の2階にある「海鮮どんや  とびしま」です。安くて、すっごく美味しいです。
営業時間は朝の部午前7時~午前9時、午後の部午前11時~午後7時。
飛島への日帰り旅にはベストでしょう。私は朝食と遅めの昼食をここで食べちゃいました。
ひとつだけ難は、曜日と時間によると思いますがメッチャ混んでいます。
でも、並んで待って食べても損はしないと思いますよ。

場所はここです。駐車場は目の前に普通車だったら300台ほど停められる場所があります。

平成31(令和元)年度ですが、「酒田~勝浦(飛島)航路」のパンフレットです。
尚、令和元年10月より消費税が変更になっています。
定期船「とびしま」運賃改定一覧表」です。

ほぼ船は1日1航路(1往復)になっています。
飛島にある灯台は5基。
酒田発9時00分⇒飛島着10時15分。 飛島発14時15分⇒酒田着15時30分であれば飛島での滞在時間は4時間。
島内ではタクシー、バスはありません。移動手段は徒歩かレンタル自転車のみ。
自転車であれば5基の灯台全てを3時間程度で訪ねることが出来ます。「飛島マップ

レンタル自転車と言っても観光用として、なんと無料でお借りすることが出来るのです。
フェリーターを降りたら右へ20mほど行くと「西村食堂」の看板が見えます。
その下にお借りすることの出来る自転車が30台程度並んでいます。
自転車を借りるには自転車置き場(露天です)の隅に台があり、ノートが置いてあって、それに名前、自転車の番号、借りた時間等を記入すれば勝手に乗ってって良いシステムだそうです。(近くにいたおば様にお聞きしました) 
※雨の日はどうするのでしょう? 取材不足でした。

ついでに、おば様に灯台までの道をお聞きすると「そこまでは自転車を押していくんだなぁ。 今日は暑いからたいへんだなぁ」とのお返事。
思わず電動アシスト付き自転車を探しましたが無料でそんなものある訳がないですよね。
沿岸部に沿った道は軽い凸凹はありますが平坦です。
沿岸部の道以外の飛島南灯台から北にある飛島灯台までは山の稜線を繋ぐような道になっていて平均標高は約50mあります。沿岸の道から短い距離で50mも登るのですからずっと自転車を押して行くしかありません。
飛島南灯台と飛島灯台の間はなだらかの上り下りで自転車に乗って爽快に走ることができます。
飛島を自転車で1周する場合はフェリーターミナルで500㎜ペットボトルの水を少なくとも3本買って持っていきましょう。ちなみに飲料の自動販売機は飛島全体で4カ所くらいしかありません。それもフェリーターミナルの近くのみ。

フェリー船上から飛島灯台が見えます。
回りが樹木に囲まれて灯ろうの部分しか見えません。

灯台へ行く横道には小さな道標があります。反対側は芝生広場のようになっています。
道標によると灯台までは150m。自転車を置いて歩いて行きましょう。

歩き始めて2~3分で灯台が見えてきます。
灯台までの道は幅2~3mで雑草などは刈り取られて歩きやすくなっていました。

コンクリート製の板に門札(もんさつ)がありました。
門札は木製で左側が縦に亀裂が走っていて今にも剥がれ落ちそうになっています。

灯台は更に高い位置にあります。階段を上っていきます。
階段の左横に周知版があります。

周知版です。

灯台上部を見てみましょう。
チョットしか見えませんが灯器はLB-M30型。電源は商用電源が引き込まれています。
最長部には鳥よけのスパイクが円周上に並んで立っています。
コンクリート製で表面は塗装されています。
灯ろうの周辺の塗装がはげ落ちている部分が見えます。環境条件が過酷ですからやむを得ないのかもしれませんね。

初点記念額に挨拶します。
初点が昭和23年6月、改築が平成15年9月。
枠の右下に「揮毫者 佐藤  志保」の文字が見えます。
※揮毫者(きごうしゃ)とは毛筆で言葉や文章を書く人を言います。
この灯台は二代目になります。初代揮毫者に関する資料が海上保安庁 酒田海上保安部さんのホームページにありました。

360°カメラの画像です。

飛島灯台 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

灯台さん ありがとう!会えてよかった!また会えたらいいな。

このまま飛島にある他の灯台を訪ねてみましょう。    「灯台リストへ」


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デジイチの上サイドバートップ
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