灯台を訪ねて-飛島港法木北防波堤灯台 Tobishima Ko

飛島港法木北防波堤灯台(とびしまこう ほうき きた ぼうはていとうだい)

山形県酒田市の沖合に浮かぶ離島「飛島」にある灯台です。

航路標識番号(国際番号) 1387.1
位置(緯度経度) 39 12.3N,139 33.5E
灯質 単閃赤光 毎5秒に1閃光
灯高(平均水面から灯火中心:m) 11
光達距離(M:海里(1M=1852m)) 5(追加表 第41号2019年11月8日発行により補正)
構造 赤塔形
高さ(地上から構造物頂部:m) 5.5(追加表 第41号2019年11月8日発行により補正)
備考
訪問日 2019年9月 6日

ちなみに灯質欄の「単閃赤光 毎5秒に1閃光」とは?

燈光会さんのホームページの中に分かりやすいページがあります。
灯台の光りかた」をご覧ください。

灯台の位置です。

飛島へ行くには。
酒田市内にある「酒田市定期航路事業所」から船に乗っていきます。

ここでチョットグルメ情報。「酒田市定期航路事業所」のすぐ横にある「さかた海鮮市場」の2階にある「海鮮どんや  とびしま」です。安くて、すっごく美味しいです。
営業時間は朝の部午前7時~午前9時、午後の部午前11時~午後7時。
飛島への日帰り旅にはベストでしょう。私は朝食と遅めの昼食をここで食べちゃいました。
ひとつだけ難は、曜日と時間によると思いますがメッチャ混んでいます。
でも、並んで待って食べても損はしないと思いますよ。

場所はここです。駐車場は目の前に普通車だったら300台ほど停められる場所があります。

平成31(令和元)年度ですが、「酒田~勝浦(飛島)航路」のパンフレットです。
尚、令和元年10月より消費税が変更になっています。
定期船「とびしま」運賃改定一覧表」です。

ほぼ船は1日1航路(1往復)になっています。
飛島にある灯台は5基。
酒田発9時00分⇒飛島着10時15分。 飛島発14時15分⇒酒田着15時30分であれば飛島での滞在時間は4時間。
島内ではタクシー、バスはありません。移動手段は徒歩かレンタル自転車のみ。
自転車であれば5基の灯台全てを3時間程度で訪ねることが出来ます。

レンタル自転車と言っても観光用として、なんと無料でお借りすることが出来るのです。
フェリーターミナルを降りたら右へ20mほど行くと「西村食堂」の看板が見えます。
その下に借りることの出来る自転車が30台程度並んでいます。
電動アシスト付き自転車を探しましたが無料でそんなものある訳がないですよね。
自転車を借りるには自転車置き場(露天です)の隅に台があり、ノートが置いてあって、それに名前、自転車の番号、借りた時間等を記入すれば勝手に乗ってって良いシステムだそうです。(近くにいたおば様にお聞きしました) 
※雨の日はどうするのでしょう? 取材不足でした。

飛島港法木北防波堤灯台は飛島の最も北側にある灯台です。「飛島マップ
沿岸部に沿った道は軽い凸凹はありますが平坦です。
沿岸部の道以外の飛島南灯台から北にある飛島灯台までは山の稜線を繋ぐような道になっていて平均標高は約50mあります。沿岸の道から短い距離で50mも登るのですからずっと自転車を押して行くしかありません。
飛島港法木北防波堤灯台は飛島を反時計回りに走ります。沿岸部からヘリポートのある場所までの標高差約37.5mを登ります。そこから飛島港法木北防波堤灯台までは下る事になります。

さあ出発です。チョットその前に情報です。暑い日に飛島を自転車で1周する場合はフェリーターミナルで500㎜ペットボトルの水なら少なくとも3本買って持っていきましょう。ちなみに飲料の自動販売機は飛島全体で4カ所くらいしかなくて、それもフェリーターミナルの近くのみ。法木港の周辺は商店、コンビニ、自動販売機はありません。

きつい登り坂の後は急な下り坂の先に法木港が見えました。
看板の向こうに小さく見えるのが飛島港法木北防波堤灯台です。

灯台のある防波堤は陸続きで歩いて行くことが出来ます。
ただ、私の場合は飛島に5基ある灯台の中で最後に訪れた灯台で帰りの船の時間が心配で先端まで歩いて行くことは断念。
自転車で行ける灯台に一番近い場所からの望遠撮影としました。距離約170m。
焦点距離35㎜判換算約550㎜。
灯台はFRP製だと思われます。

灯台上部をズームアップしてみます。焦点距離35㎜判換算約2400㎜。
灯器はLEDと思われます。電源は太陽光発電システムです。
チョット古いタイプかな?

初点記念銘鈑をズームアップしてみます。焦点距離35㎜判換算約8000㎜。
さすがに文字を明瞭に撮ることは出来ませんでした。チョットピンボケ。

私はトリミングせずに「撮って出し」を基本としています。
「焦点距離35㎜判換算約8000㎜」なんて書いていますが、そんな長い望遠レンズを使っている訳ではありません。
そんなに長いレンズなんて私には重くて手に負えません。そしてなんといっても・・お高い。
私が灯台を撮影する時に主に使用しているカメラは月や鳥を撮るために特化されたような高倍率ズームレンズが組み込まれたNikon COOLPIX P900。
レンズは光学83倍ズーム。(焦点距離35㎜判換算24~2000㎜相当)
更に電子倍率ズーム最大4倍。(焦点距離35㎜判換算約8000㎜相当)
灯台撮影の強い味方です。

同じNikonさんからCOOLPIX P1000ってカメラが出ています。
レンズは光学125倍ズームですって!! 手に取って見てみたいですね。
私に扱いきれるでしょうか? 価格はP900の約2倍。
でもこれくらいのズームレンズ単体だって価格はP1000の10倍以上しますから、安い買い物かもしれませんね。

灯台さん  ありがとう!会えてよかった!また会えたらいいな。

さて、帰ることにしましょう。
この後、急な登り坂を自転車を押しながら、出来るだけ日陰を選んでヒーヒー言いながら登っていきます。 早くしないとフェリーの時間に間に合わない。
あっ! 3本持ってきたペットボトルの水が最後になってしまいました。「灯台リストへ」


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